材木の現場を訪ねて
- Series
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは (^▽^)/
先日、和歌山&奈良に行ってまいりました!!
何をしに向かったかというと・・・
一足早い春を感じに、ではなく、
ん?ビニールハウス?
はい、中では材木を乾燥させています!!
ビニールハウスを使った材木の乾燥に取り組んでいる和歌山の林業試験場を
見学に行ってまいりました。
これは面白い取り組みです。
太陽光発電とか、太陽の光を利用する取り込みがいろいろありますが、
これは大掛かりな設備ではなく、自然の力を少しお借りして・・・
おすそ分けをいただいて、乾燥を促す試みです。
そしてもう一箇所、奈良の坂口製材所を訪ねました。
ご覧のように・・・見渡す限り木、木、木!!
ものすごい量の材木が全て天然乾燥されていました。
戦後は、流通の都合ばかりが優先されて、結果みんなが「急ぎ働き」に
なってしまって、いい材木を提供する、いい家をつくる、という
一番大切なことがおそろかになって、結果、自分たちで自分たちを
苦しめてしまっている。
そして、すっかり自分たちでもそれが当たり前になってしまって、
本来のやり方、をすっかり忘れてしまっていること。
それに対して、信念を持ち、儲けたいということではなく、
みんなで助け合い、エンドユーザー=お施主様にいいものを
提供したい、という一心で、天然乾燥に取り組んでいると語る坂口社長。
いつでも欲しいと言われたものをすぐ出せる体制(なんと4,000立米の
在庫があります!!)、そしていいものを提供するために
経験と実験を重ねた結果に裏打ちされた、整然と並べられた材木たち。
丁寧な仕事と気持ちが伺われて、見学した私たちもとても感動しました。
一口に日本の木を使うといっても、決して簡単なことではなく、
たくさんの人のたゆまぬ努力の上に成り立っています。
今回、いつもDEFがお世話になっている、燻煙乾燥でおなじみの
宮城のくりこまくんえんさんと一緒に見学をしました。
もっともっとたくさんの人に日本の木を使ってもらいたい。
もっともっとよいものを提供したい。
DEFもくりこまくんえんさんも同じ思いです。
その思いから、この春、両者の共同でビニールハウスによる木材の乾燥に
取り組みます!!!
立ち止まっていてはダメ。
前向きに前進あるのみ。
そんなことを強く感じた見学でした。
ハヤシ