土壁研究 -ぼくのべと修行 1ページ目-はじめに
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こんばんは。
工事部の漆戸航です。
10/1より、八ヶ岳より長野市へやってきました。
目的は、、、、、、
そう、壁土づくりの研究です。
DEFが提案する古くて新しいこれからの暮らし。
それらの器となる現代版土壁の家。
そしてその礎である、「壁土」。
これまでずっと土壁を使った家づくりを推し進めてきたDEFですが、
その最終章に向けて、土づくりの探求が進みます。
このたび僕は、長野市のべと屋さん「小坂商会」さんに2か月間ほど、
弟子入りすることと相成りました。
長野県に2件しかないという土壁用の土屋さん。
そのうちの小坂商会さんは70代の社長と奥様、妹さんで切り盛りされています。
左官屋さんたちからの信頼の厚い小坂商会さんの「べと」(中部地方の土の方言。この辺では特に壁土を指して使う職人さんが多いです。)
この小坂商会さんのべとを求めて、県内外から訪ねてこられる方も多いようです。
そんなところで土壁づくりを学んでくるなんて、なかなか大役だとビビッております。
これまで、DEFでは土壁の家づくりに向けて、多くの力を注いできました。
それはもう、僕が入社するよりずっと前からみたいです。
アトリエDEF通信の左側中ほどの検索欄に、
「土壁」「べと」「小坂商会」なんてキーワードを入れるとその様子が見てとれます。
(それをつらつら眺めてたからブログの更新が遅れました、なんて言い訳はいたしません。)
多くの先輩社員さんたちが尽力してきた土壁づくり。
それらが引き継がれてきたために、今があるのだと思うと、一層身が引き締まります。
決して無駄にはしたくない。
土壁という文化を継続させる。
そんな一面としてとらえると、それはもうDEFのためだけではないのかもしれません。
……なんて気負わずに、適度にがんばれたらなと思います。。。笑
日記のタイトルの副題はO様邸のH君の夏休みの自由研究にあやかりました。
小学二年生にして、壁土の研究に着手されたH氏。
全く頭が上がりません。。
きっとそこには純粋な好奇心があったのでしょう。
考えてみて、調べてみて、やってみる。
それが楽しくて楽しくて仕方がなかったのでしょう。
頭の中で終わらないで、自分で体を動かしてやってみる。
なんと素晴らしい研究者でしょうか。
将来が楽しみですね。
そんなHくんを見習って、土壁研究、気負わず楽しく実践的に頑張りたいです。
一応肩書きだけは学術修士な、工事部の漆戸航でした。