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水無月は水有難き月 ―八ヶ岳麓の畑より
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—水無月—
6月に入りましたね🌺
一年の折り返しとなる月です。
えっ、あと1か月で今年も半分終わるの?!と驚く皆さんの様子が浮かびます( ◠‿◠ )
こんにちは、八ヶ岳営業所のななみんです。
先週は強い雨が降る日が多く、もう梅雨入りなのかな?と思いましたが、
今年の梅雨入りは例年より遅れる見込みだそう。
私は静かな雨の午後にゆったりと過ごすのも好きなのですが、
朝起きて(布団の中から手を伸ばして窓を開け)空をみあげ、からっと晴れているだけで気持ちよくなりますし、
山の稜線がはっきりと見えると、ああ、長野に来てよかったなと思うのです。
タイヨウアリガトウ。
しかしそんな私も、雨をありがたく思うことが増えるようになりました。
そのわけは… そう。この畑たちを始めたことです。
八ヶ岳の麓にあり標高の高い原村では、5月になっても遅霜が降りることがあり、
種まきや苗の植え付けは「かっこうが鳴いてから」。
今年は5月中旬以降に種まきや定植を行いました。それからは土のようす、野菜の成長が気になりそわそわする日々です。
☝「環と環」の竹炭と竹パウダーをすき込み、乾燥予防のマルチとしてもみ殻を。(竹チップをマルチに使うのもおすすめです✨)2週間ほど経って土がふかふかになってきました!
☝八ヶ岳営業所のモデルハウスにあるハーブガーデンもわさわさです(*^_^*)宿泊体験の方はご自由に摘んで楽しんでいただけます。畑の野菜が実るまではもうしばらくお待ちを…!
八ヶ岳営業所の畑はどこも日当たりが良いので、ある程度大きくなり、しっかりと根を張ってくれるまでは水やりを怠れません。
水源から遠い畑には、重いじょうろを持って3往復くらい…。
ところが6月初めは、(胸を張って言いますが)水やり全くしておりませんでした!
こうして人間が楽していられるのも、土のちからと野菜の生命力と、
そして雨のおかげですね。 ☝雨と太陽にまかせていたら、こんなにおおきくなっていました。
ところで、タイトルにもあるように6月の和風月名は「水無月」です。
(6月は梅雨の時期で、雨が多いのになぜ「水無月」?と気になって調べたら、その由来は諸説あるよう。面白いので調べてみてください🐸)
そして5月中旬からやっと畑をはじめられた私たち(というより野菜たち)にとって、
6月はたくさんの水が必要な時期。
雨という自然の水やりに感謝して、ありがとう。
ちなみに、「ありがとう(有り難う)」という言葉は、「有ること」が「難し」つまりめったにない・貴重であることへの感謝からきています。
水無月は水有難き月。
巡る水に感謝して、少しでもきれいな水を循環させられるように…
(そんなことまで考えるのが、アトリエデフです😊)
☟お陰様で、いろんな野菜の芽が出ました~!芽出たし。 ☟大麦を育て麦茶を作ろうとしているなおばー。
≪余談ですが≫
私たちに畑をはじめる合図を出してくれるカッコウ。日本では閑古鳥とも呼ばれます。
「閑古鳥が鳴く」とは人気がなくひっそりと静まり返って寂しいようすや、商売がはやらないことを表すことわざですが、
原村界隈のカッコウは「もういいよ!」と言いたくなるほど元気に鳴いています。
むしろ騒がしいくらいです。デフの商売繁盛にも繋がるかな…?
以上、ななみんからでした。