yatsugatake
手間を楽しむ
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは、からさわです。
一日一日があっという間に過ぎていき、デフに入って1ヶ月が経ちました。
最近は
図面を書いて~
ご飯の支度をして~
図面を書いて~
ときどき畑の様子をみて~
な日々を送っております。
さてさて、デフではお客様にお見せするはじめの図面を、色付きの手書き図面で書いています。
その方がお客様にとってもイメージしやすくなります。
私は今まではCADというパソコンのソフトで図面を書くことが多かったので、手書きの図面は少し新鮮。
ただ、手書きの図面は、書いているうちにシャープペンの粉でいつのまにか図面が汚れてしまっていたり、
コピックやパステルで色を付けるのも、ムラにならないように塗ったりなど、いろんなコツやむずかしさがあり、うまく書けるように日々格闘中です。
パソコンより少し手間はかかるけれど、手書きならではの雰囲気や味が出せるような気がします。
この手書き図面のように、少し手間はかかるけど、その分ちょっと素敵なものって身の周りに他にもたくさんあるような気がします。
デフで働き始めてからは特にそういうことに触れる機会が増えました。
炊飯器ならボタン一つで毎回同じようにご飯が炊けるけど、かまどでご飯を炊くと
自分のさじ加減でごはんが硬くなったりやわらかくなったりしたり、(まだその「加減」はつかめていないですが!)
今のような梅雨時はそもそも火が付きにくかったり。
スーパーに行けば季節に関係なく、すぐに欲しい野菜が買えるけど、
畑で育てると食べられるまでに時間はかかりますが(下手したらならないけど)
野菜ができる過程や旬の時期を自然と知ることができるし、何より自分が手をかけた野菜はおいしさもひとしおです。
手間というのは、「手を動かして時間をかける」こと。
自分の手を使って何かをすることで、新しい発見を得られたり、感じることが増えていくように思います。
忙しい現代では「手間」というものはなるべく減らしたいものとして扱われます。
だからこそ便利になったのだし、手間をかける暮らしを楽しみたいと思いつつも、疲れた時はそういった”便利さ”に頼っているので
そういうものを否定するつもりはないけれど。
たまには過程や手間を楽しむ時間がとれたらいいなぁと思います。