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「これがホントのベタ基礎」 ~Tさま邸建築日記②~
- ほっしー
- 八ヶ岳営業所
いよいよ都会から八ヶ岳のふもとに移住されるTさまの建物が上棟しました!
ほっしーが林業修行でお世話になった、宮城県「くりこまくんえん」さん(産)の天然防腐防蟻処理の杉材に、土台は青森ヒバ。それが日本の誇る大工職人の手で丁寧に組まれていきます。
構造もスゴイのですが、今回は基礎の話。
建物の重さをしっかりと均等に地面に伝えて家を支える基礎。もちろんこれから起こりうる大地震にも耐えなければなりません。また、寒さの厳しい八ヶ岳のふもとでは、土が凍らない深さまで地面を掘って作ることが大切です。
Tさま邸の基礎は地面から1m掘ってベタ基礎が作られています。家の1階床からのぞくと基礎の底まで空間が1m20cm位あることになります。
普通ベタ基礎と言っても、凍らない深さまで掘るのは外壁沿いだけで中央部は浅くなっているのが一般的ですが、Tさま邸は床下全て1m20cmの深さがあります。これがホントの「ベタ基礎」しかも基礎の厚さは18cm。驚きです。
見ればほぼ地下室です。ここに水道の配管も通るので凍結の心配もないですね。ちなみに基礎内部の周囲は全て断熱材で覆われます。
新築ではあまり目立たない基礎ですが、何でも「根っこ」がしっかりしていることが大切ですよね。「いい家をつくる」とはこういうところから始まるような気がします。そして現場のキレイさが仕事とお客さまに真剣に向き合おうという気持ちを物語っています。
「Tさま~!今はなかなかこちらに来られませんが、順調に家づくりが進んでいますよ~!」
いろいろなメーカーの基礎や構造を見たほっしーが、次回はTさま邸の構造の話をします。