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大壁と真壁
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは。アトリエデフの丸山です。 最近、右手の親指を突き指?してしまい、 親指って意外と使っているんだなっと痛みと共に実感しているこの頃です。 さて、題名の大壁と真壁についてですが、 何かというと、建物の壁の作るときに柱・梁が見えてくるかどうかという 仕上げ方の違いを指す言葉になります。 大壁は、柱・梁が見えないように壁で柱を隠す作り方です。 真壁は、柱・梁が見えるように、柱・梁の間に壁を作っていく方法です。 ↓ 似ているようで、けっこう違う。それが大壁と真壁。 どちらが優れているとかではなく、お客さんの嗜好であったり、 その家の雰囲気を設計者が感じる中で決めていけるといいのかなと思っています。 ちなみに、巷でよくある大壁の家がこちらになります↓ 素材等は別にして、柱・梁がいっさい見えずモダンな雰囲気になります。明るい印象も受けるかと思います。 そして、こちらが真壁の家(この写真はDEFの施工です。)↓ 柱・梁がほぼ全て見えてくる作りになっています。 もちろん好みや感覚の部分もあるかと思いますが、少し和っぽい雰囲気を感じたり、 重厚感を感じたりするかもしれません。 素材感や設計の趣旨等も違うので中々見比べるのは難しいですが、 DEFでの大壁の家は、柱や梁がまったく見えないわけではなく、 ポイントとなるような柱等のみを見せ、木の無垢感と白い壁や天井のバランスを考えながら設計しています。 先日、太田市でお引渡しした物件も大壁の家でしたが、 見せる柱・梁と見せない柱・梁を、 自分の中でしっかりと整理できたお家にできたなと思ったりもしています。 ↓ 真っ白でモダンな家も無垢の床や造作材が際立って素敵だなとも思うのですが 完全に自分の好みや嗜好の部分で、構造材も少し見せたくなってしまいます。 それは、大工さんが手刻みで時間を掛け、しっかりと作ってくれた部分を そこに住む人に少しでも感じてもらいたいなという想いの部分が大きいかもしれません。 DEFのお家を見に来ていただいた際は、 そんな部分にも目を向けてお家を見学していただけたらと思います。 まる。