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群馬だより〜大黒柱をいただきに山へ行ってきました!〜
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ここは、群馬県下仁田町の山です!
設計プランが確定したお客様2組と一緒に、大黒柱をいただきに
行ってきました◎
下仁田森林組合のきこりさん、
小井土製材所のみなさんのご協力で、
大黒柱の生まれた山→製材を経て「材木」と
なるまでを、見ていただきます!
前もって、きこりさんと製材所の小井土社長が
厳選してくれてあったヒノキとご対面。
この木が、大黒柱になります♩
きこりさんがチェーンソーをいれると、
とてもキレイな色と木目がちらっと見えました!
メキメキメキ、ドン!
音や伝わってくる振動で、木の存在の大きさを感じます。
奥様とお子さんが体調を崩してしまい、来れなかったので、
お父さんが代表して、しっかり見届けてくれました!
「いいヒノキだ!!』と小井土社長とパチリ。
こちらのお父さんは、ノコで切るを体験。
年輪の詰まったキレイなヒノキです!
この山は、どうゆう山なの?
これからどうなるの?
積んであるたくさんの木は、どこへ行くの?
この道、どうやってつくったの?
お客様から積極的に質問が飛んでいました◎
山に来て、はじめて見た山のお仕事。たくさんうかんできた質問を、
キコリさん達が色々教えてくれました。ありがとうございましたー!
きこりさんとさよならして、次は小井土製材所へ。
伐採した木を、トラックに乗せて到着。
今日は社長みずから、製材してくれました◎
機械に任せても良いところは任せるけれど、
人の経験や感覚の方が大事なことも多いという製材。
「木は生き物で、まったく同じ木はないし、
先人が植えて、誰かが手入れをしてくれて、こんなに立派に育った木だから、
無駄のないように良い材木にしねーとね。」と社長は言っていました!
見えてきた!
とってもいい感じ!
とは言っても、多少はフシが出てきます。
4面中、フシが出ている面と、まったくフシが見えてない面があって、
どの面を一番の見せ場にするかを、
オーナー様、小井戸社長、デフの三者で検討しているの図。↓
図面を見ながら、削ったばかりの大黒柱を凝視して、
「リビングから見える面は、一番木目がきれいなこの面にしよう!」
「そうだね!」
「いいですね!」
と、決まっていきました◎
三者が一緒に考えて家をつくる感じは、とても
楽しそうです!
「柱材は、山で育ってきた環境と同じになるように、
根っこに近い方を下にして、土台にのせて建てます。
空に近かった方は、上。屋根に向かって立つんですよー」
大工さんは、上下を見て・反り具合を見て・適材適所に木を
加工していくことなど、小井土社長が沢山説明してくれました。
この木、すごく目が詰まっているよねー。
何歳なんだろうねー。からはじまって、みんなで数えてみました。
ヒノキは杉と比べると成長がゆっくりなので、年輪がとても細かいです。
なんと!
90歳くらい!
90才の大先輩のヒノキ。なんだか神々しくて、思わず合掌!
ヒノキの皮をペッろとめくってみました!
なんときれいな!
水分をたくさん含んで、ツルツルです◎
無事に製材も終わって、あとは小井土さんに乾燥作業をしてもらいます。
低温乾燥や、天然乾燥でじっくり時間をかけて含水率を下げていきます。
またまた図面を広げて、打ち合わせ。
「ここに使う広葉樹、何がいいかなー」
「おすすめの、あるよ!」
「見てみたいです!」
そんなこんなで、小井土社長の内緒の場所に連れていってもらい、
まだ製材前の広葉樹を見せてもらいました。
使い手がいなくて、ここにやってきた木。
なにやら貴重な材だそうです!
そんなこと聞いたら、ぜひ使いたくなってしまいます。。。
実際に山へ行って、見たり触れたりそこに関わる人の話しを聞いたりしてみると、
木の家を建てることが益々楽しくなって、
木や家が益々好きになっていく感じです♩
「樹」から「木」へと変わった大黒柱は、家族の一員のように
大事に思って「柱好きー!」とスリスリされることと思います!
90年前に苗木を植えてくれた人たちのように、今度は私たちが
お山への恩返し!
お家が完成したら、報告がてらまた皆で山へ行って
木を植えようー。
mi