tohokushin
家づくり、はじめのはじめの十五歩(その空間に家を建てるということ)
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さてさて、おかげさまで現場工事は順調に進んでおります。
今日は自分が休みだったので現場の作業をぼーっと眺めておりました。
どどん!
この状態は捨てコンクリートという、まず地面に基準となる
水平を作り出すための一番下の層が流し込まれた状態です。
盛り上がっているのはその部分はあまり掘らずに地面を残しています。
・・・現場を眺めていると何とも言えない気分になってきました。
元々あった小屋やベランダを壊し、庭の植栽を抜いて・・・
がらっと風景が変わりました。
言葉はきついですが、そこにあったものや、その空間自体が
破壊されている光景でした。
この時点での思いは何とも言い表せません。
新しい物をつくるということは元々の何かを壊すこと。
分かってはいましたがやはり自分が生まれ育った環境に
手が入ると否応無しに実感されます。
誤解を恐れず言うと「罪」の意識に近いかも。
そんな気持ちでした。
家づくりというのは、大きな環境だけではなく、
その地固有の環境に対してもすごく大きな責任を
持った行為です。
大きく環境を変えるものです。
であればなおさら、その環境にデザイン的にも素材的にも溶け込む、
そして20年30年でゴミになってしまうような家ではなく、
100年200年とその地に根付き、最後は土にかえる家であって欲しい、
そんなことを改めて強く思いました。
自分が社員であることは関係なく、やっぱり
DEFの家にしてよかったなぁと感じた一日でした。
ハヤシ