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アトリエDEF通信

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暮らしのバランスを測ってみる

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軽井沢・佐久オフィス

こんにちは!
八ヶ岳営業所の山口です。

普段マーケティングという仕事をしていまして、最近では、都内の企業さんと一緒にイベントを企画したり、違う分野の方々と協業して新しい製品をつくったり、また、アトリエDEFの取り組みや移住・田舎での暮らしについてご紹介したりと、東京近郊でいろんな活動をしています。

そういえば最近すごく東京に行ってるなぁと思い振り返ると、この3ヶ月はプライベートも合わせて、月に4 、5回ほどの頻度で東京と八ヶ岳を行き来していました。
(ちなみにプライベートでは、バスで片道3時間かけてでも行きたいと思う面白そうな展覧会や博物館の企画展などがこの夏東京でたくさんやってたので、じっくり鑑賞しに行ったり、都内の街をブラブラ歩きに行ったりしてました。)

そうして、ふと思いました。
「あれ?この状態は、田舎に移住したけど今でも東京と行き来して生活してますよ、っていう移住パターンに近いんじゃないだろうか?」と。(あくまで近いという体。)
なので、移住後の都会との関わり方や心境の変化について、考えてみました。

といってもわたし個人は、東京で暮らしたことはなく、都会といって馴染みがあるのは、名古屋と大阪だけですが、街で暮らしてた時は仕事も私生活もなかなか自分のペースがつかめなくて、なぜか生きづらさを感じていました。
ともかく生きやすさ重視で、いろいろと流れ流れて、今は八ヶ岳で暮らしています。
寒さの問題は多少ありますが、今までで一番生きやすい場所です。

じゃあ都会が嫌なのかと言われると、全然そうではなく、むしろ好きな方だと思います。
たくさんの人が交流しあってて、いろんな考え方が溢れていて、多種多様なカルチャーや新しい表現が飛び交い、朝から晩まで活動的で、大人になってもたくさんの分野を学べるフィールドが山のようにあって、知りたいと思う物や情報が比較的簡単に手に入りやすくって、なんやかんや便利な場所だって思います。
こんなにも多くの情報があふれてることをインターネットの世界じゃなくて、人の作り出す都市である程度具現化できてるすごさに、都内に行くたんびに圧倒させられます。

でも、ずっといると疲れてしまうので、帰って来ると「やっぱり八ヶ岳がいいなぁ」っていつも思います。
なんでしょう・・・この「時の流れと空気感」にホッとするというか。
もちろんほんとの空気や景色の「良さ」もあるんですけど、季節や自然の移ろいに合わせて自分のペースを整えることができるというか、自分の軸が自然にあるのを感じます。
だからでしょうか、自然環境と自分が対等に向き合って暮らすことを意識することも増えます。
そうすると、正直いろんな疑問が生まれます。

例えば、ゴミとか・・・。
いざゴミを捨てようとすると、そのゴミの行く末が気になり出したり。
食とか・・・。
体のことを考えて選び始めると、育った環境やできる工程が気になり出したり。
服とか・・・。
ファッションよりも実用的なデザインで着心地の良い素材を求めると、その服が生まれた背景が知りたくなったり。

街にいた頃よりもじっくり考える時間が増え、価値観も少しずつ変化していくので、いろんな選択に悩まされますが、それを整理してるとなんとなく自分の生活が豊かになってるような気がします。
そして、やってみて、また考えて、また選ぶ。
暮らしの中でもトライアンドエラーの繰り返しで、すぐにしっくりくる答えに辿り着けるわけではないけど、選んだものがうまく自分の暮らしで機能していき、それが自分にも環境にも優しいとすごく嬉しかったりします。
(最近は、海を汚さない中性洗剤と竹と綿でできた丈夫な服にしっくりきてます。)

でも以外と選ぶものは、都会で生まれたアイデアも多くて、そこには社会的問題を解決するためのものもあったりして、豊かさを求めるとどっちの要素も大切なんだなぁと気付かされます。
田舎での暮らしによって、都会のすごさを感じたり、逆も然りで、田舎の素晴らしさを、都会の暮らしに持ち込んでみたりと、両方もってバランスをとることが大事なのかもしれません。
そういう私自身も、田舎の暮らしから得られたものを仕事を通して都会でアウトプットしたり、新たな学びや遊びをインプットして、また田舎の暮らしで実践してみるようなバランスが、今はちょうど良く感じています。

なので、そんな目線から「移住」や「暮らし」を考えるのも面白いかもしれませんよー。
11月3日、銀座NAGANOでの移住イベントをやりますので、ぜひお越しを。

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