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どうして山火事が増えているの？
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こんにちは。
関東営業所・環境事業チームのしまです。
いま、世界で山火事が同時多発しているのをご存じでしょうか。
ニュースでもよく取り上げられているので、知っている方も多いかと思います。
山が燃えるって‥どんな‥‥？
と、私なんかは思ってしまいますが、調べてみるとどうやら他人事じゃなさそうです。
数年前には、オーストラリアの大規模な山火事が話題になっていましたね。
近年、世界のあちこちで深刻な山火事が増加しています。
今月起こった大規模な山火事だけでも、こんなに！！
【8月に世界各地で発生した山火事（ロイターなどによると）】
・フランス 南西部の村
焼失面積 約500ヘクタール
約2000人が避難・ ポルトガル
焼失面積 約8400ヘクタール
約1400人が避難・スペイン・カナリア諸島
焼失面積 8000ヘクタール以上
1万2000人以上が避難・カナダ
1037か所で火災発生中
焼失面積 約1400万ヘクタール・アメリカ ハワイ・マウイ島
114人以上が死亡
約3000棟が被害
引用：ハワイ・マウイ島だけじゃない 山火事の“世界同時発生” 背景に“気候変動”か
「でもさ、山火事って昔から起こっていることでしょ？」
そのとおり。
山火事が発生する原因は、二種類。
１．自然発火 ：主に高い 気温と乾燥、落雷などによる
２．人為的要因：焚き木、農業の火入れ、放火、タバコなどによる
昔から、山火事自体は起こってきたものです。
しかし！
問題なのは、その山火事が近年大規模化していることなのです。
つまり、発生した山火事が、おさまらず長期化したり、急速に広範囲に広がるために、世界各地で甚大な被害が出ている。
どうして大規模化しているのでしょうか？
山火事がどれほど燃え広がるかは、気温、土に含まれる水分、木の種類などに左右されます。
温暖化による気温上昇が土壌の水分を蒸発させ、地表の乾燥や干ばつを引き起こしている。
こうした、大地が乾燥している状態が、山火事を発生しやすくしているのです。さらに、暑く乾燥した気候は、山火事を長引かせやすくしています。
ほお～
やはり、温暖化の影響が大きいですね。
それに加えて、「偏西風」の影響もあるそうです。
カナダでオーロラの街といわれる観光街「イエローナイフ」まで迫りすべての町の住人・観光客を避難させた山火事の原因は、偏西風の蛇行による落雷だそう‥
地元メディアによりますと、偏西風が蛇行した影響で海から暖かい空気が流れ、カナダ北部に発達した低気圧が発生。落雷が多く発生し、それが火種になって各地で山火事が発生したと伝えています。
引用：“オーロラの街”や“大西洋のハワイ”で… 山火事が“世界同時多発”
つまり、異常気象の影響ということですね。
日本でも、この偏西風の影響で、今後山火事が増加する可能性があるのだとか！
また、森の様相が変わっていることも、大きな原因の一つ。
プランテーションなど一種類の木が一定の間隔で並んでいるような森では、木の根が深く張られておらず、苔なども増えにくく、森全体の水分量が少ないため、山火事が広がりやすいとされます。
一方で、原生林のような、植物や動物、苔や藻、小川など、多くの要素が複雑にからみあった生物多様性の豊かな森では、山火事は起きても燃え広がりにくく災害に強い傾向にあるそうです。
原生林のような生物多様性の豊かな森が減っているから、深刻な山火事が増えているんですね。
なるほど‥‥
最近ニュースでよく見る大規模な山火事の背景がわかってきました。
そして、すでに悪循環が生まれていることも、想像できますね。
山火事の負のループ
気候変動により大規模な山火事が発生しやすくなっている
↓
山火事により森林が燃え、膨大な量の二酸化炭素が排出される
↓
さらに気候変動を悪化させ、山火事が起こりやすくなる
うわあーもうだめだああー地球は滅びるんだああーーと、ひっくり返りたくなる気持ちも、わかります‥
が、ここで諦めるわけにはいきません。
私のかわいい姪っ子はあと80年も生きるんです。
今生まれた子どもたちが暑くて食糧難で飢餓に…なんて未来、絶対いや！
想像しただけで苦しい、、、
ではどうしたらいいのか！！
ズバリ、私たちにできることは２つ！！！
１．温室効果ガスの排出をできるかぎり抑える
２．森林の生物多様性を回復させていく
日本は、二酸化炭素の排出量（一人当たり）を世界平均の2倍！も排出しています。
ひとりひとりが暮らしを見直すことで、着実に排出量は減らせます。とにかくできることをやるしかないです。
また、排出量の多くを占めている電力のことや輸送のこと、産業のこと、などなど。
知って声をあげることもとっても重要ですよね！（自分に言い聞かせるつもりで書いてます）
もうひとつの、森林の生物多様性を回復させていく。
「これは私にはなかなかできないな～」と思っているそこのアナタ。
いいえ！
環と環の活動に一緒に参加すればいいと思いませんか★
日本の山を守り育てるための、放置竹林の整備や森林保全活動、自然資源の活用。
環と環の取り組みは、森の生物多様性を回復させていくことに直結しています。
ぜひご参加お待ちしています～～～！！
➡➡「環と環」イベント情報など随時更新してます！
（なんだか素敵な着地ができました）
「地球沸騰化」というワードが出てくるくらい、待ったなしの地球環境。
今年の夏も外に出られないくらいの暑さでしたね。
世界では、40度や50度を観測しているところも増えています。
ブルーな気持ちになってしまうところをこらえて、自分にできること、環と環としてできることを、前向きにたのしくやっていきたいと思います！！！
～おまけ～
営業所の畑で収穫した唐辛子。
編んで、
干しました。
かわいい。
それでは、また！
しま
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