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御代田 着工へカウントダウン!

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上田本社

9月も半ばを過ぎ、朝晩は一段と涼しくなりました。「ちょこっと窓を開けて、涼しくしておくか!」が「今夜は冷えそうだな、窓を閉めよう!」という涼しさに変化してきました(なんか分かりづらいぞ?)。

さて、ちょっと前の話になりますが、長野県御代田町にお家を建てられる新オーナーさまの『大黒柱伐採ツアー』に出かけてきました。アレです!アレです!大黒柱の産地にみんなでお出かけして、木こりさんと一緒に大木を切り倒す、あのツアーのことですよ。アトリエデフの家づくりでは、毎度恒例のスペシャルツアーですね!

Kさまご夫妻には、長野県から遠路はるばる、真っ赤な愛車で岩手県一関市までお越しいただきました。多分8時間以上かけて来てくださったハズです、ありがとうございます。Kさまの愛車はV社製のあの名車で、細長く、角ばったボディと、鼓膜を揺さぶるあの低いエンジン音にいつもメロメロになってしまいます。

普段は八ヶ岳営業所の駐車場でお会いするご夫妻に、岩手県一関市のドライブイン駐車場で会う意外性にお互いにビックリ(笑)。まぁまずは近くの町食堂でお昼ごはんでもご一緒しましょう(写真ナイのかい)!ご飯を食べた後は、いよいよ大黒柱に形を変える伐採木が植生する山へ向かいます。今回は“いつもの場所”でも、結構な奥地へドコドコ進んだ先に現場が潜んでいました。

「さて、この2本でどちらにしましょう?」。KURIMOKUのAさんの掛け声で、Kさまご夫妻は2本の木の間を行き来しながら「こちらの木にします!」と宣言。「この木が我が家の大黒柱になるのだね!」と感慨深く、木にもシッカリと伝わるように声をかけています。そう、山の木=命をいただくわけですからね。何より「我が家の大黒柱として、大切に使わせていただきます」のご挨拶にもなっていますね!

さぁいよいよ伐採作業に着手します。チェーンソーを力強く握って、まずはご主人からいきましょう!「ブィン、ブィン、ブィーーーーーン!ズゴゴゴコゴォォォォ!(頭文字D風)」と、山間にエンジン音をこだまさせながら、回転する鋭い刃で切り込みをスイスイ入れていきます。次いで、奥さまの登場です!こちらも木こりさんのサポートの下、スイスイ切り込みを入れていきます。ちなみに、奥さまが肩からブラ下げているのは、なんとフィルム式の一眼レフ。輝かしい今日の記録を、気持ちを込めて丁寧に撮り収めていらっしゃいました。

「メキ、メキ、メキ・・・ドゴォォォォーーーン!」。上空を流れる風向きを確認しながら、クサビで最後の一押しをしたところで、伐採木は目的の方向に美しくしなやかに倒れていきました。熱気と感動が冷め止まぬ現場は、毎度恒例の記念撮影へ移っていきます。ミカミの“やらせ”で「デフのイェーイをお願いします!」とお願いすると、Kさまも快く笑顔で“やらせ”にお応じてくれました(笑)。ミカミの“やらせ”はこれだけでは終わりません!「木こりさんたちもご一緒にお願いします!」と語りかけると、「え、なになに、マジ?」という顔で、恥ずかしがり屋さんの木こりさんたちも、集合写真でニッコリしてくれました。う~ん、撮れ高上々です!!

伐採木は当日の夕方までに加工場へ運ばれて、翌朝の製材作業に備えます。そして、夏の朝陽が照り付ける翌朝8時半には、横たわる伐採木が角材としての大黒柱に加工されていきます。4面加工を手際よく進める職人さんの姿、タオルの巻き方がカッコイイですね(ソコかいな!)。ゴロン、ゴロンと回転させながら、表面の皮を剥ぎ取っていくと、美しい木目が現れます。この美しい木目に手を触れると、シットリと瑞々しさが残っており、山の水を吸い上げていたことを実感できます。

製材が終わると、こちらもお馴染み「私の大黒柱です!」を示すプレートが、お施主さまの手で取り付けられます。あっという間の2日間でしたが、本稿では語り尽くせない魅力が、ギュッと凝縮された特別な2日間だったことと思います。この後、大黒柱は約60℃での中低温乾燥の工程を経て、昔ながらの天日干し=天然乾燥に移されました。

長野県御代田町の建築予定地に搬入される日を、今か今かと待ちわびているのは、私たちスタッフも同様です。家づくりはまだまだ始まったばかりですが、Kさまご夫妻とともに、楽しくワイワイと進めて参りたいと思います。このたびの伐採ツアーへのご参加、どうもありがとうございました。

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