all
森の命をいただく ~エコラの森の春の間伐作業②~
- ほっしー
- 八ヶ岳営業所
こんにちは。 どうやら最近家づくりのお仕事が忙しいらしく、暮らしアドバイザーしかブログを書かなくなったアトリエDEFです。 皆さんも設計士や工事監督のタメになるブログを読みたいですよね!
さて、今回も先週の続きでエコラ倶楽部の春のイベント「エコラの森の間伐作業」についてご紹介します。
アトリエDEF新入社員の3日間の研修の後、最終日の4月9日(土)は、いよいよエコラのイベント本番の日です。
エコラ倶楽部の会員さん以外にも、アトリエDEFで建築中のオーナーさまや別の環境団体等で活躍されている方など総勢56名もの参加者が集まってくれました。
見て下さい。この巨大なラジオ体操の輪。 森の空気を思いっきり深呼吸~。
午前中はアトリエDEFの構造材をお願いしている宮城県の「くりこまくんえん」の木こりさんによる伐倒のデモンストレーションです。 現在、建築資材の価格高騰と入手困難な状況の中、アトリエDEFは木や環境に対する同じ思いを持つ「くりこまくんえん」さんと仲良しなので、大きな影響もなく家づくりをすることができています。
私もお客さまを連れて宮城県まで「大黒柱の伐採ツアー」に何度か行きましたが、(今までのブログを参照下さい)ベテランの木こりの皆さんのチェーンソーを使った見事な伐倒の技術はいつ見ても感動します。
その後は参加者の皆さまからも実際にチェーンソーを使って玉切り(丸太に切る)体験を行っていただきました。 「移住するのでチェーンソーを実際に使ってみたい」「どんな大きさのチェーンソーが使いやすいか試したい」「エンジンとバッテリーのチェーンソーを比べてみたい」等、皆さん思い思いの目的を持ちながら切ってくれました。
午前中の休憩時にはもう既にあれだけの丸太の山が。 ちなみにお気づきの方もおられるかと思いますが、SBC信越放送のTV取材の方々や新聞社の取材の方も来られています。
お昼ご飯は、毎年恒例になってきた富士見町のカレー屋さんDANDANさんの出張ワゴンに来ていただいて、美味しいキーマカレーとバターチキンカレーを食べました! これも毎年恒例になってしまった長蛇の列。
そして、午後は長野県小谷村からお越しいただいた「くらして」さんによる、昔ながらの伐倒 方法「三つ紐切り」を披露していただきます。 このカラマツは樹齢およそ65歳。 森の命をいただくことに感謝をしながら、まずはお酒とお塩でお清めを行います。
参加者全員で2礼2拍手1礼。
その後、3方向から交代しながら斧を入れていきます。 みんなで代わる代わる、リズムよく斧を入れていきます。 そして静かな森の中に「コーン!コーン!」という音が響き渡ります。
一時間程するとこのような状態に。 3つの穴が開いて残った幹の3カ所で木が支えられています。 この状態では自然に倒れないので安全です。
そして最後は、我らが大井社長兼エコラ倶楽部理事長が残っている1カ所を斧で削ります。 同時に反対方向から数人がロープで引っ張っています。
切られたと同時に、ロープで引っ張っている方向に見事に木が倒れていきます。 拍手と大歓声。
今回のイベントでは現代の機械を使った伐倒の仕方と、昔ながらの伐倒方法を目の前で体験することができました。 と同時に、人間と同じように歳を重ねて大きくなった木が倒れる時の風を切る音や地響きを聞きながら、その重みのようなものを、一人一人が体を動かし飛び散る木くずで服を汚しながらリアルに感じることができました。
そして、大変な森の中での作業なのに、参加者の皆さんは率先して木を切り重い丸太を運び、何度も斧を振り薪を作ってくれました。
「森の中で体を動かすのは楽しいじゃん」 去年お引渡しをしたご年配のオーナー様がそうつぶやいてくれました。 私もそう思います。
今回作った丸太はエコラの森の林道沿いに山積みになっています。 こちらはもちろんエコラ倶楽部の会員さんや参加者の皆さまにプレゼント。 今年の薪が大量に手に入りましたね。
やはり家に薪ストーブを付けたら、「自分で何とかして薪を手に入れる!」ということが楽しみの一つになります。 生きがいにすらなるはず。
ブログをお読みの皆さんも興味があればぜひ「エコラ倶楽部」にご入会下さい。 今年はコロナに負けずに「森の草刈り作業」や「夏祭り」「植林作業」等を随時行って行く予定です。
今ならなんと、年会費たったの3000円(賛助会員)ポッキリ!!(毎年同じ値段だろ)
ぜひエコラの森でお会いしましょう!
新人の皆さん、そしてご参加いただいた皆さん。 一日お疲れ様でした!
【おまけ】イベントの様子はSBC信越放送さんで環境を守る番組として6月4日(土)17:00より放送される予定だそうです。ぜひお楽しみに。
長野県外の方はTVerで! ほっしーの活躍を見逃すな!! (先生~また星野君がウソついてます。)