種のこと!
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今日はお世話になっている有機農家の「農楽里ファーム」さんと
今年の農業スケジュールなどを話し合いました。
今年で畑を借りて5年目になります。
味噌づくりもご指導いただいています。
田植えや稲刈りの時期、畑に植える野菜の選定、そのたもろもろ決めました。
帰り際に一冊のカタログをいただきました。
「たねの森 2012種子カタログ」という埼玉県日高市で種を売っている会社のものです。
本来農作物の種子は自家採取可能でその地域地域ごとの気候風土に適した先祖代々受け継がれた
ものでした。固定種というようです。
大量生産・大量消費の現代は、農作物の効率、均一、画一化が進められ、
遺伝子組み換えなどといった人為的な操作を行って開発されたF1(一代交配種)が
主流です。この種は自家採取しても次の年は同じものができない性格をもっていて
毎年種を購入しないといけないようにつくられているそうです。
私たちがその辺で買える種はほとんどこのF1種だそうです。
植物、農作物は実をつけることでそこに種をつくります。
その種を取って保管してまた植えれば次の年にまた実を付けます。
これ循環ですね。
本来、種は買わなくても良いんです。
すこし前からこのことは知っていましたが、
去年も忙しさからその辺のお店で種を買ってしまいました。
今年は、ぜひ自家採取可能かつ農薬や化学肥料が使われていない固定種で
野菜を育ててみたいと思います。
よく考えればわかりそうなことですが、自然界と乖離してしまっている私たちは
自然界の仕組みや循環をすっかり忘れてしまっています。
知るとかなりおもしろいことだらけです。
誰かがそれを知られると不都合を感じるようで、
教育の世界からもそいった情報が消されてしまっているような気がします。
忘れないうちに取り戻しておこうと思います。
kojima