アトリエDEF通信

昨日は松本市波田でリフォーム物件のお引渡しがありました。
広い敷地の中に三軒の家が並び、四世代がほどよい距離感を持って
暮らしている素敵なご家族、その中でおばあちゃんのお宅を
リフォームしました。
お母さん（娘さん）が、ずっと頑張ってきたおばあちゃんに、
今まで頑張ってきた人生のご褒美に気持ちのいい家に住んでほしい、
ということでご要望をいただいた今回のリフォーム、
暖かく、明るく、そして段差をなくして使いやすく、という
点を第一に計画しました。
打合せはおばあちゃんとお母さんと一緒にしてきました。
細かい内容は主にお母さんと詰めてきたのですが、
あるとき、おばあちゃんから、「せっかくだから
トイレはタンクレスのかっこいいものにしてほしい」
というご要望をいただきました。
終の棲家、使い勝手、そういった部分から考えていたところに、
かっこよさ、についてのご要望をいただき、
はっとするとともに、とても素敵なことだな、と感じました。
お母さんも、おばあちゃんがまだまだ家に夢を持っていたことが
分かってうれしい、とおっしゃっていました。
また、打合せにはお母さんの息子さんご夫婦、お孫さん、
離れたところに住んでいらっしゃるお母さんの娘さん、
そのときそのときでご家族のみなさんが参加され、
わいわいがやがや、とってもにぎやかに和やかに
計画が進んできました。
そんなご家族のやさしさがいっぱい詰まった家が
お引渡しとなり、私も感無量です。
また今度ゆっくりお邪魔して、いつものようにお茶を
ずうずうしくもらいに行きたいなぁと思っています。
Mさま、ゆっくり生まれ変わった家の生活を
楽しんでください。
ハヤシ