アバターを見てきました。
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話題の3D映画「アバター」を岡谷市のスカラ座で見てきました。
住民が自然と共存しながら暮らしている「パンドラ」
という惑星に高価な資源があり、これを狙って地球の軍隊が侵略を行う。
スパイとして現地住民の仲間入りをしていた主人公が
両者の狭間で葛藤し、やがて現地住民と共に侵略に立ち向かうという話です。
パンドラでは、そこに存在するあらゆるものにエネルギーが宿っていて、
人間も動物も植物も絆を結ぶことができ、それらが大きなエネルギーとなり、人間もそのエネルギーを感じ、享受し、やがてエネルギーを返す。
また、植物同士がネットワークを形成し、惑星全体に広がり、
コンピューターのように情報をやり取りしている。
そのあたりの描写がSF的に描かれているのですが、
このこと自体は現実の我々の世界でも普通に存在していることだなぁと感じました。
我々が食べるもの、身に着けるもの、住む場所、衣食住は
本来的には全て他の生命から頂いて得るものです。
また、そういった物質的なものだけではなく、日本では古来
八百万の神、というように、そこはかとなく存在する
目に見えない、流れといいますか意思といいますか、何か
うまく言葉にできないものが宿っているという思想はかつては
あたり前にみな感じてきたことでした。
現代では、毎日を忙しく生きているとなかなか感じ取れないのですが、
ふと立ち止まって自分の周りに気をとめて見たり、
空を眺めてみたり、そうしたときには何かしらつながりを感じることができます。
そんな風に思えるのは悪くないな、と思いました。
映画自体はエイリアンやターミネーターの監督らしく
派手派手なものに仕上がっていました。
3Dに関しては、すごかったです。正直侮っていました。
かつて赤青セロファンの時代に3D映画を見て、はぁ?
と思った我々世代のは一度見ておいて損はないかと思います。