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アトリエDEF通信

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隣の家の解体が始まりました。

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

アトリエDEF長野事務所の隣の家の解体が始まりました。
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事務所は住宅地の中にありますが、お隣の家は界隈で一番古い建物だと思います。家主さんの話ですと築後150年ぐらいとおっしゃっていました。子どものころ増築の必要があり、庭の土を掘って練って土壁を塗る手伝いをしたそうです。屋根は昔の茅葺の上に瓦を乗せています。私も経験したことがありますが、茅葺屋根の撤去はとても大変です!
約150年前というと、ペリーが黒船に乗って日本にやってきたころで、開国前夜ということになります。(こう書くとすごく歴史に詳しい印象を与えますが、最近読んでいる歴史本で再認識しただけです)そう考えると感慨深いものがあります。
もうじき隣の家は無くなり、新しい家ができるそうです。事務所の窓から毎日見ていた風景が変わってしまう訳です。新しい建物はどんな姿かわかりませんが少し不安です。
自由の国ニッポンですから、人様の建築にとやかく口出しはできません。
昔の家は素材が限られていて、デザインや工法に多様性が無かったわけですが、今は何でもそろい何でもできてしまいます。
反面、風景は失われていきます。
不自由なほうが景色も環境も守られるということになります。考えさせられます。
建築を取り巻く法律は年々厳しくなり、我々のように自然素材を使い手仕事を増やしたい工務店の立場からするとありがたくないことだらけです。法律は守らないといけない訳ですが、その結果出来上がった家が100年も200年も存在できるかは疑問です。合板の家は絶対ムリでしょう!
みんなで良く考えましょう!

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