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御代田町で建て方を行いました!

- みかみ
- 上田本社
軽井沢の隣町である長野県御代田町で、Hさま邸の建て方が無事に完了しました。当日は群馬県から駆け付けて下さった田辺棟梁と、応援の大工さんたちが作業を進めて下さいました。午前の休憩までに1階部分が、お昼までに2階部分が、午後には屋根が順に組み立てられ、夕方にはお家のシルエットを把握できるようになりました。
アトリエデフの家づくりは、トレーサビリティが明らかな、日本の山の木を使っています。そして、構造材の「継ぎ手」と呼ばれる接合部には、木組み建築の要となる仕口が、大工さんの手刻みによって造作されています。それらを組み合わせ=噛み合わせることで、地震に耐え得る、しなやかで強固な木組みの家づくりが実現しています。
Hさまご家族が伐採したあの大黒柱も、表面を美しく鉋で仕上げた上で、無事に立ち上がりました。かつて岩手県一関市の山で生きていた杉の大木が、新たな役目を担い、お家の中心に据え置かれたのです。大黒柱はお家の中でも特別な存在に映ります。周囲の梁や桁の力も借りながら、お家をシッカリと支えて、Hさまご家族を暖かく見守ってくれることでしょう。
最後はお施主さまを交えて、みんなで記念撮影です。「集合写真撮ります!」「マジか!?」という雰囲気の中で、大工さんたちも笑顔で並んで下さいました。大工さんの手で造り上げる家づくりは、木の生命力と大工さんのパワーが融合しているようで、いつ見ても惹かれるものがあります。
今回の建て方を経て、Hさま邸の家づくりは、筋交いやサッシの取付け等「外側の仕事」から、各種造作や左官仕事等「内側の仕事」へゆっくりと遷移していきます。すべての職人さんの丁寧な手しごとから、家が少しずつカタチになっていく過程を、お施主さまと一緒に楽しみに見つめていきたいと思います。このたびは、オメデトウゴザイマシタ!