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アトリエDEF通信

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木の輸入と輸出事情

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新聞で気になる記事を見かけました今日はサンタの日ですね。
日本はお友達や恋人同士で過ごしますが、西洋では家族と過ごすらしいです。日本では新年は家族ですが西洋だとお友達同士だそうです。
互いの文化にある歴史の違いだとは思いますが、正反対って面白いですね。
こういう大きい行事でも小さい行事でも大切にしていきたいです。

昨日ちょっとした新聞で興味深い記事を発見しました。
宮崎県では木材を中国に輸出しているとのことです。
「真的?!(本当かい?!)」と、思ってさらによく読みました。宮崎県は林業県で、林業従事者が多いそうです。しかしご存知の通り、日本の林業は外材に押されぎみです。そこでバブルで住宅ラッシュが続く中国に輸出しようと言うわけです。
中国では会社や学校の社宅や教員住宅が充実しており、また国からの支給なのでマイホームというのはあまり無かったそうです。
しかし、現在ではマイホームを持つ人が増え、内装など自分でやる人が増えてきました。そこで、木材の需要が増え、国土の約15%しか森林のない中国ではすべての供給が難しいので、外材もつかう必要があるという流れになりました。
そうなると互いの利害が一致しますよね?
ここで日本から材木の輸出ということになるわけです。
実はこの動きは平成14年からあり、宮崎県のスギは「宮木」としてブランドになっているそうです。→参照

新聞記事の最後には「日本の森林は世界に誇れるものとしてアピールしていける」という締めくくりになってました。
つまり、輸出という手段を使って海外に活路を求めるとの事です。

それも一つの手段なのかとは思いますが、日本は中国からの輸入を控えて国産材を積極的に使っていけばよいのでは?とも思いました。
せっかくの国産材が化学物質づけになり中国へわたる。
その中国からは化学物質たっぷりの割り箸や楊枝、材木が来る。
????????
なんだか変な構図だと思いませんか?この中に化学物質分の余計な工程と成分が含まれているんです。
経済活動が林業を圧迫した結果なのかもしれません。

私は長野県に住んでいます。
他県のことはわかりません。行政に対して良し悪しはいえません。
でもこういう事実があることを知ると、国産材を使うことの重要性を余計実感させられます。
日本材を海外に誇る前に、国内に誇るようにしていきたいです。(ゆ)

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