長野県大町市
長野県大町市
長野県茅野市
長野県大町市

施工エリア 長野県・群馬県・埼玉県・山梨県・他関東一部

アトリエDEF通信

Blog

木と土 そして火

Series
アトリエDEF
八ヶ岳営業所

今日は比較的あたたかな一日でした。
が、雨が降ったり時折風が強く吹いたり、
雲に覆われた空はどんよりとしていました。

 

こんな日はミーティング日和です。
八ヶ岳の循環の家では男だけのミーティング。
朝からみっちり4時間。
濃い内容でした。

 

さて、我社のつくる家は少しづつ進化してきました。
安全性を追求し、素材の化学物質排除、森を守り育てるための
国産材利用、職人さんたちの技術を守り伝える施工、
シンプルな外観かつ家をしっかり守るデザイン・・・。
そしてここ数年力を入れてきたのが土壁。

DSC_0028.JPG

土壁は断熱性能を上げるためにその施工方法は工夫がしてあり、
昔からの土壁とは少し違う部分があります。

 

私達は「現代版土壁」と呼ぶことにしました。

 

土の可能性を知るために、土だけでつくるかまどを作ってみました。
もうたくさん作りました。

R0019794.JPG

どこにでもある土ですが、建材となる土(粘土)はなんでも良いというわけにいきません。
そして良い土は入手が困難です。壁土を扱っている業者がもう残っていないからです。
壁を塗ってくれるのは当然左官屋さん。でも最近は土壁の仕事がないので、いろいろな場面で
意見が食い違います。もちろんコストも難題です。

1451439_593943750654948_1410531173_n.jpg

木と土に囲まれた空間。
一度知ってしまうと、そのなんとも言えない空気感が
忘れられなくなります。

 

会議の話題は今後「現代版土壁」をどうしていくか?ということに及びました。
続けるのか否か。
いろいろな意見が出ましたが、やめるというスタッフはいません。
土の入手やその他諸々、更に進化させようとういうところで、
かまどご飯が炊けました。

 

今日はカレーです。

 

そして循環の家の隣の畑には、ダンプに乗った土がやって来ました。

写真.JPG

何回もやって来るようです。
冬の間お休みの畑は、土のストックスペースに変わっていました。

 

多くの皆さんに、木と土の家を知っていただきたいと思います。
そこには私達が忘れてしまった大事なものがあると思います。
そして、そこで焚く火は本当に暖かく体をあたためてくれます。

 

世の中が合理的になり、お金が中心になり、身を置く場所はどこも
冷たい空間になってしまいました。
人間が人間らしく暮らしていける場所をたくさんつくっていこう!
と思います。

 

kojima

この記事を読んだ方におすすめの記事

Model House

デフの原点となった
土に還る家

循環の家 上田
長野県上田市