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アトリエDEF通信

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循環する暮らしのリノベーション

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

みなさん、こんにちは~。関東営業所のすずきです。
群馬はここ数日昼間は20℃前後の暖かい気候でもう桜が開花しそうな勢いです(^^)
薪ストーブも朝だけ火入すれば室内は充分暖かく、半月ほど前は薪が足りないのではと対比地さんとそわそわしましたがなんとか乗り切りました。
今月末は冬に備えて関東営業所スタッフ全員で薪割りです!冬を暖かく過ごすために薪割り頑張ります!

 

さて、前回に引き続き今回もリノベーション特集です(^^)
昨年まで湘南オフィスのリーバイエス設計担当として在籍していたので昨年の完成物件ではありますがリノベーションネタを少しずつこちらのブログでも発信していけたらと思います。

今回は昨年、八王子でリノベーション工事をやらせていただいた物件をご紹介します。
お施主様のご両親が住まわれていた家である木造2階建ての住宅を改修し、都内在住のお施主様ご家族のセカンドハウスとして活用したいということでご依頼をうけました。
建て替えではなく、ご両親の思いのつまった家を住み継いでいきたいという奥様のお気持ちや、健康や環境ため、少しでも自分なりに循環した暮らしを実現したいという考えもあり、私たちも是非サポートしたいと、家づくりだけでなく暮らし方、住み継いでいきたいという思いにも共感し、計画がスタートしました。

お施主様は手先が器用でDIYはもちろん解体工事も自分で!という行動力の持ち主。
ご夫婦で断熱材も充填したり、一部セルフビルドといこともあり、工事に積極的に参加していただきました。行動力も体力も素晴らしい!

工事内容は外観、廊下、2階個室は既存のまま、1階のダイニングキッチンと和室をメインに改修工事しました。
こちらが既存の室内です。↓
1階の和室と襖戸が外された押入。


キッチン廻り


室内に物も多かったため、解体前にご夫婦で整理整頓と断捨離をしながら打合せを進めるというお施主様にとってはかなりのハードスケジュールの中、工事が始まりました。

こちらが解体工事後~大工工事中の様子です。↓

キッチン奥の洗面室は既存のため扉は残しました。
間取りも変更しないため間柱は残してこれから壁を仕上げていく様子です。

こちらは和室から見た元押入れ。柱のみ残して新規で可動棚を壁一面に取付て新規収納スペースをつくっている様子です。
元が押し入れだったことを忘れてしまうくらいスッキリしたスペースになりました。

壁を仕上げる前に、ご夫婦で断熱材を充填。手際の良さと、仕上がりに私も大工さんもびっくり!お二人が職人さんに見えてきました(^^)
充填するご主人とそれを監督する奥様の図(笑)

1階の壁ができて、仕上げは漆喰。ここももちろんお施主様に漆喰を塗っていただきました。仕上がりはプロ並み!さすがです。漆喰を塗る後ろ姿が素敵!

セルフビルドも無事完了し、
いよいよメインのキッチンを設置して工事完了♪


シンクとビルトインコンロはホーローのものを選びました。
床材は杉、天井には桧を貼りました。
ホーローって木とも馴染みがよく、耐久性もあるのでとてもお勧めです。
使用していく度に少し焦げ目がついたりしても、それもまた味があって可愛らしい。

今回のキッチンのテーマとして「カスタムできるキッチン」ということで、可動棚の箇所が多いのですが、DIYが得意なお施主様が暮らしていく中で後から色々アレンジができるようなキッチンが希望とのことでシンプルでオープンな収納がポイントのキッチンを計画しました。

1階全体の空間としてはダイニングキッチンと和室の間仕切りもなくなり、広々とした仕上がりになりました。
既存の鴨居と柱、新規の床や建具の焼け具合の差もリノベーションならではですね。
これが数年後、経年変化で馴染んでいくのが楽しみです。

そしてリノベーションでも活躍する薪ストーブをリビングに設置しました。
今期の冬はとても寒かったので大活躍してくれたはず。

お庭の植栽を剪定した際の枝なども処分せず、薪ストーブのためにお施主様が残していました。普段なら処分してしまう枝でさえも焚き付けにも使用できるし、薪ストーブの灰もお庭の畑にまけば肥料にもなるし、これぞ今回のリノベーションのテーマでもある循環する暮らし。
お引渡しのときにこれからの暮らしにわくわくしているお施主様の姿が忘れられません。

奥さまがよくおっしゃっていた「自分らしく」という言葉が印象的で、工事中のセルフビルドを始め、工事中から暮らしを楽しく作り上げていく姿に私は心打たれました。
自分らしく暮らしを楽しくをつくるってイメージだけしてても何も進まないし、行動力あってこその暮らしなんだなと、工事を終えて感じました。

ただ綺麗に仕上がるだけのリノベーションではないのがデフのリノベーションであり、暮らしを見直していくこともリノベーションではないでしょうか。

今回もお施主様から学ばせていただけることがたくさんありました。
リノベーションを通して暮らしのことを再発見できる機会を与えていただき感謝です。

引き続きリノベーションのこと発信していければと思います。
ではまた次回。

 

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