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アトリエDEF通信

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漆喰と湘南の自然

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湘南オフィス

こんにちは!
湘南オフィスの中川です。

湘南は逗子の現場より、漆喰壁と周辺の自然環境について少しお伝えします。
こちらは4年ほど前にお引渡しした物件で今回、天井の一部の漆喰を塗直りしました。

新築の際に外壁を塗って頂いた海老名の左官屋さんに来てもらったのですが、4年も海風にさらされながらも外壁はきれいな状態で一安心。左官仕事の丁寧さも一つの要因だと思います。

施工中にお施主さまとの穏やかな会話から、家の近くの公園から素敵なトレッキングコースがあると伺い、昼休みの際、ふらっと歩いてみました。

高台にある公園からの眺め。西に江の島や箱根の山並み、東は葉山辺りの岸辺が望めます。
少し見にくいですが、右手の方に白くちょこちょこ浮いているのはヨットですね~。
雨上がりのこの日、海と空の間がぼんやりとして綺麗でした。

こんなキラキラした濃い緑の中を海に向かって降りていく山道です。
実はこの道を下った先にある高校は我が母校なんですが、高台の公園が避難場所になっているらしく、訓練で生徒たちが上がってくることもあるそうで。(昔は校庭か屋上に集まっただけだったような?記憶ほぼなし)

道を下っていくと逗子の砂浜と海が見えてきました!
まるでリオのビーチかと錯覚しそうなくらい、なんか素敵です。
自分が高校生だった頃に知っていれば、、、!!

さて、現場に戻りまして、左官屋さんの丁寧な仕事。

ずっと天井見上げての大変な仕事なはずですが、身のこなしに無駄がなく息も切らさずに作業は進みます。

自分はまだまだ勉強中ですが、漆喰(しっくい)は消石灰 Ca(OH2)が主成分で空気中の二酸化炭素と反応してゆっくり固まりながら表面に定着していきます。1ミリ硬化するのに3年、完全に乾くのに10年とも言われます。
職人さんによるとこの塗厚は1.5ミリ程なので、少なくとも5年間は二酸化炭素を吸着させながら固まっていくことになります!
もちろん固まった後も調湿や空気の浄化作用は続くようですが、、
自然素材の漆喰、とても奥が深いので、今後もっと勉強してちゃんとご説明できるようにします!

仕上がりはとても綺麗です。
照明の明かりがつくとまだ水分が多く含んでいるのがわかりますね。
梁の無垢の木と合わせて、日々の変化を楽しめるのも漆喰ならでは。
本当に魅力的な素材です!
湘南の現場よりお伝えしました。

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