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アトリエDEF通信

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新人研修 宮城・「くりこまくんえん」さんに行ってきました

アトリエDEF
八ヶ岳営業所

こんにちは、 上田本社のあきたです。

先日は宮城県の「くりこまくんえん」さんの見学にいってきました。
(長野県原村から車で7時間!)

デフの木の家のほとんどは、くりこまくんえんさんの木を使わせて頂いています。つまり、デフの木の家のふるさとです。
今回はくりこまくんえんの職員の方に二日間かけて案内していただきました。

くりこまくんえんさんは木の伐採から木材の乾燥、加工までを行っていらっしゃいます。こちらでは燻煙乾燥といって、端材を燃やした煙でいぶして木を乾燥させます。


化学燃料は使わず、じっくりいぶすことで、虫がつきにくく、木の中に割れが入らない、丈夫な木材になります。

燻煙乾燥後の表面の割れについても丁寧に解説していただきました
木は性質上割れてしまいますが、表面の割れは構造的に問題はありません。
正確に知っていないと、木について誤解してしまったまま、家を建てることになります。

見学中にデフのオーナーさんの材を発見。これ一式が長野県まで運ばれます。

以前、デフのオーナーさんがこちらにきて、自ら切り倒した木の根元です。普通このような木は出回らないですが、オーナーさんの思い出になるように残してくれています。
何になるかはオーナーさん次第!

現場の案内もしていただきました。

現場は木を植えてから50年間、一度も手入れがされなかった山です。一度に全ての木を切り出す、皆伐という方法が採られていました。

(デフの新人もちょこっと体験)

今の日本の山には、人手が足りず手入れが行き届かないなど、たくさんの苦労あります。今回も、これ以上山をほったらかしにしても負の財産になってしまうという思いから山主さんから依頼が来たそうです。

(極太のツルが木を締め上げています)

手入れが行き届かず、ツルが巻きついてしまった木かたくさんありました。複雑に絡まりすぎて、思うように倒せないこともあるそう。そうなると、作業も大変ですし、良い木も育ちにくい。手入れが行き届いた山を増やすには、なにより日本の山の木を使うことです。

日本の山の木で家を建てることもそのうちの一つです。
それによって、安心安全で、持続可能な範囲でサイクルが回って行きます。

これがデフが日本の山の木で家を建てる理由です。

そんなデフの家に使われるようになるまでには、たくさんの工程があります。
人が植えて、人が育てて、人が切って、人が運んで、人が加工して、また人が運んで、、やっと大工さんの手元に届きます。一本に木にたくさんの人が関わってくださっている様子、少しはお分かりいただけたでしょうか。

くりこまくんえんさんには、「日本の山の木を使ってもらうにはどうしたらいいんだろう?」と、化学燃料を使わず、削りカスである木の粉も捨てずに再利用するなど、徹底的に日本の山に向き合っている姿がありました。

あきた

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