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山梨だより~春の神事~
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こんにちは。
山梨営業所の中森です。
山梨営業所は、山梨県北杜市の高根町にあります。その中の村山北割という集落の中に位置していて、土地は、村山北割の集落からお借りしています。
昨日のこと、事務所でちかちゃんとお昼ご飯を食べていると、少し開けた窓の外から、何やら音が聞こえてきます。
ん?と思って外を見ると、確かに和楽器の音が聞こえます。
事務所から少し先の神社から聞こえる音。気になって見に行ってみました。
行く道すがらには、旗がありました。なるほど、今日は神社でお祭りだったんですね。
確かに、毎年春になると、神社で神楽を舞ったり、お祭りがあると聞いていました。
辿り着いた、神社は「六社神社」というお社。
村山北割という集落は、6つの部落から成り立っているそうで、その6つの部落のお社だから、「六社神社」。
元々、農業を生業とする住民が多い地区。毎年春になると、田植えの前に、このお社で、五穀豊穣を願い、舞を踊ってきたそうです。
(歴史は随分古いそうで、いつが起源なのかははっきりと知らないそう)
地元の女の子が、巫女となり舞を舞ったり、
クワを持ったキツネ?と、何やらめでたい衣装の踊り子が、五穀豊穣を祈って踊っています。
毎年毎年、粛々と受け継がれてきた伝統行事。
残念ながら、少しずつ人が減ってきていて、祭りも縮小傾向だそうですが、移住してくる方にも参加してもらい、ゆっくりとこれからも続けていければ、と話されていました。
移住者に人気なエリアとして取り上げられる北杜市。中にはもちろん、世間との関係をあまり持たず、静かに過ごしたい、そんな思いで移り住む方も多いと思います。
でも、こうした地域に脈々と受け継がれる文化、伝統とも付き合いながらの暮らすことも、とても自然なことで、素敵なことだと思います。
こうした祭りが行われているということは、すなわち、この地域が今も自然とともに暮らし続けている証ですから。