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《群馬だより》モリモリ盛りだくさんの森イベントでした◎
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雨ニモフラレズ。
風邪ニモマケズ。
「みどりの学校 in 下仁田町」、雨上がりの程よい湿度の中、暑くもなく寒くもない快適な環境の中、開催することができました(実はちょっと風邪気味でした)!
ご参加くださった皆さん、遠くは西東京エリアから、近くは隣町の富岡市から、ありがとうございました。
当日は、予定を変更してまず植林。その後、伐倒を2本も!見学しました。
ほら、この流れのほうが生命の誕生から終わりまでっぽいじゃないですか。うんうん。
山道を歩き…
特別講師である下仁田町森林組合さんと合流。
日本の森の実状を始め、健全な森を守るための活動内容などをお聞きしました。
そして、いざ植林。
まずは周辺を綺麗にして…
鍬をグサっ!と入れて。
鍬を少し起こすと土に隙間ができるので、そこに苗木を入れます。
鍬を抜き、土を戻して踏み固めます。フミフミフミ…
以上。笑
何が言いたいかと申しますと、まず「カンタン!」
慣れちゃうと数秒です。
なので、皆さん、やりましょうよ!!ということ。
施主の皆さんもどうです?真面目に企画しますので、ぜひぜひ!!
このあと伐倒した木は、およそ90年ほど前に植林したものでした。
この苗木が90年後に切り倒され、そして木材になる(かもしれない)と思うと感慨深いものがありました。僕らの孫、いや、ひ孫の世代に製材されるってことですからね。
命の始まりと終わりの循環を目の当たりにしたあと、午後には自然界の循環のお勉強もあったり。
常務小島による「ミニ循環学校」です。
循環学校は関東各地で開催しています。直近では埼玉県小川町!
気になる方は「イベント情報」をご覧ください。
さらにさらに「群馬だより」ではおなじみになってきました(?)小井土製材株式会社の小井土社長に製材工場をご案内いただきました。
会長様(つまり社長のお父様)にもご協力いただきました!↓
こちらは乾燥機。製材したあとに木材を乾燥させます。
DEFの木材は、全て「中低温乾燥」のもの。70度ほどで20日間、乾燥させます。
一方、高温乾燥は120度まで上げて5日間。だいぶ違いますね。
手間ひまかけてるんです。暇はないですけど。
出来上がった物もだいぶ違います。
下は、左から高温乾燥、真ん中が中低温乾燥、そして右にオマケの化学薬品漬けにして一般的に土台に使われる材木。
高温乾燥は、色が均一です。材木の表面が割れることは少ないそうです。つまり見た目には綺麗ですね〜。でもちょっと年輪の間にパサパサ感。
中低温乾燥は、木の芯が残っています。経年変化で表面に割れができてしまいますが、芯が残るので強度に変わりはありません。強いです。人と同じですね(笑)。人の性格を表す時に「芯がある、強い」という表現はここから来ているのかも!色も自然な木の色とさほど変わりません。綺麗ですね〜
薬品漬けの材は…お世辞にも綺麗とは言えませんm(_ _)m もとは真っ白で綺麗な木(外国産)らしいのですが。薬剤注入のために無数の穴が開けられています。DEFにいると見る機会は皆無。思わず比較のために並べてしまいました。
話しをもとに戻しますが、どちらも綺麗な材木です。高温乾燥も、中低温乾燥も。
パサパサだけど製品として見た目が綺麗なもの。
芯があり、自然な状態に近い綺麗なもの。
どちらの「綺麗」がお好きですか?
最後に、小井土社長からちょっとした「材木クイズ」もあり、ほんとうにモリモリもりだくさんの一日となりました(^^)一番近かった人には下仁田の特産品をプレゼントしましたし!
木の命の巡り。
苗が成長し、90年後に切り倒され、製材されて家として生き返る。
家づくりは森から始まるのです。
長文、ここまで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m