アトリエDEF通信

八ヶ岳営業所　ちいさな小屋が立ち並ぶ、通称　デフ村で、

みんなで薪を割って詰めた小屋の隣りではじまった木工小屋の工事。

 

 

棟梁をつとめてくれたのは、ＤＥＦ社員大工2年生、大工女子のエース

ふくちゃん。もとい、福島棟梁です！

 

 

 

去年、大学を卒業し、ＤＥＦに入社したふくちゃん。はじめての

大工道具は、田宮親方と一緒に買いに行ったそう。

その道具を腰からあれこれと出しながら、現場で刻みの微調整

をしていました。

 

現場監督は、ふくちゃん同級生のあっちゃん。職方さんは

先日よりＤＥＦに仲間入りした、げんきくんです！

 

 

本当は、昨日建てるはずたったそうなのですが、やり出したら

うまくいかないところが・・・。

昨日は、今日のために、建て方の手順、木と木が組まれる部分の

刻みの微調整をして、今日に臨んだそうです。

 

はじめて一人で担当した、きざみ。

 

 

カンナで削る、込み栓（こみせん）。

木と木をつなげる、釘の役割をする、固い広葉樹。

 

 

土台を回して、柱を建てて、それから梁…

あれ・・・梁と梁が組まれるはずが・・・ずれててはまらない…

 

 

 

昨日はいっぱいいっぱい考えて、考えて、今日のために準備をしたと

いうふくちゃん。

 

はまらない！ずれちゃう！ そんなときは、どうすればいいんだっけ、

どうしてたっけ、　頭の中の声が、そのまま口から出てきて、

いろんな方法を試してみます。

 

押してみたり、曳いてみたり。削ってみたり。

どこがずれているのか、どこがぴっぱられているのか。木と木をよく見て、

いろんな方法を試していました。道具をつかったり、人の手をかりたり。

 

 

 

あ～無事に入った～！！！

と、笑顔があふれて、うれしい瞬間。

 

 

悩みながらもかたちにしていく姿が、すてきでした。

 

いろんな現場で、親方の仕事を見てきたのを、きっと走馬灯のように

思い出しながら、ひとつずつ軌道修正しながらかたちにする。

実際に自分の手を動かして得た経験は、こんなふうに実践につながり、

自分の力になっていくんですね。

 

たくましくって、すてき！！

わたしも生きていくための、いろんな知恵をつけたいです。

 

福島棟梁、上棟まことにおめでとうございました！！

 

 

yosssy