yatsugatake
八ヶ岳の風~原村で上棟式がありました!
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
本日、原村の八ヶ岳営業所からほど近い現場で、
上棟式が執り行われました。
まだ何にもない更地だったところでお清め式を行った頃から、早3か月。
辺り一面、雪で真っ白になった現場。
寒くて、厳しい冬の間でも、大工さんによる工事は進んでいました。
手前の柱に、わずか1センチほどの幅で細く伸びる溝。
これを、「散りしゃくり」というんだと、現場監督の漆戸くんが
教えてくれました。
土壁を塗った後、土が少しずつ乾いてくる中で壁が縮んでしまうことが
あり、その際、この散りしゃくりの中まで土を塗っておくことで、
柱と壁の間に隙間が出来ないようにする、大工さんの技だそうです。
なるほど~。
土壁の家がいつまでも愛されるように、大工さんと左官屋さんの間の
ひみつを知れたようで、なんだか一人感動していた私です。
日中でも零度以下の原村の冬。
屋根のついた現場の中でも、風が通り抜け、寒さが身に沁みます。。。
今日この日まで大事に作ってくださった棟梁、大工さんへの感謝の
気持ちが込み上げてきます。
お施主さまであるNさまは、原村に住んで30年あまり。
新たなお家を建てるに当たり、これまで家族とお住まいになって
きた今のお家を手放すことになりました。
長く暮らした家との別れを惜しみながらも、新たな家がこうして
姿を表してくれた今日からまた、気持ちを切り替えていきたいと、
おっしゃってくださったNさま。
ここから完成まで、あと5か月。道のりはまだまだ長いですが、
夏の爽やかな風がこのお家の中に吹き抜けるその日を夢見て、
みんなで記念撮影。
Nさま、本日は誠におめでとうございました!
yosssy