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土壁研究 -ぼくのべと修行 2ページ目-小坂商会さん

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八ヶ岳営業所

さてさて、土壁修行のご報告。

 

今回は小坂商会さんの壁土が、どんなところで、どんな風につくられているのか、
ざっくりお伝えしたいと思います。

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小坂商会さんはだいたい創業50-60年くらい。

今の社長さんが会社を興してから、壁土づくりがスタートしたそうです。

 

壁土屋さんとしては、当時まだ新しい方だったそうで、

だからこそ、おそらく設備が整っている方だとか。

 

なにせ、当時は壁土工場の内部をみんな隠したがったらしく、

それぞれ壁土工場がそれぞれの仕組みを持って独自発展していたそうです。

御年74歳の社長さんは、むしろみんなに知ってもらって広がってくれりゃいいのに、

なんておっしゃってました。

「やる気になってるもんに反対のことなんてやっちゃいけねぇ」

 

とおっしゃる社長さん。
くぅ~、かっこいい~!

 

そんな壁土工場の内部はこんな感じ。

 

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なかなかメカメカしいです。

ですがなかなか体も使う必要がある工場です。

 

なんというか、個人的にはジブリ映画の、
ゴリアテに乗り込んだラピュタのパズーとか、

油屋で働くことになった千尋とか、

ハウルの動く城で暮らしたソフィーとか、

そんな回想が頭をよぎりました。 
 
ハイテクでもなく、ローテクでもなく、

必要なところだけ、エネルギーと機械の力とを借りて、

できるところは人間自身の能力を使う。

モノ・コトをなすための必要最低限のテクノロジー。
そんなイメージです。
 
当時は土壁工場も忙しく、工場前に壁土を取りにきたダンプが列を連ねて並ぶほど忙しかったそうです。
今となっては週に2,3回、あるかないかくらいの土の出荷。

工場での生産・出荷は社長の奥さんほぼ一人で運営されています。
それだけ忙しくないということ。

 

それに加えて言えるのは、女性一人の労働力でも運営できる程度の設備となっているということ。

小坂商会さんが長く土壁づくりを続けてこれた理由の一つに、それが挙げられるのかもしれませんね。

ですが女性一人といっても、社長の奥様・正子さん、とってもパワフルおばあちゃんです。
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重機を自分で乗りこなす正子さん。

これはホイールローダーという重機。

他にもバックホーといういわゆるショベルカー、土運搬用のダンプも乗りこなします。

もちろん社長も、その妹さんも。
 
僕も一応免許を持っていますが、ほぼペーパーなので、圧倒されてばかりです。。。
そうはいっても24歳のワタクシ。若いもんががんばらねば!
 
25歳の時に嫁いできてから壁土づくりを続けているという正子さん。
そういえば薪ストーブ作家のイエルカさんも24歳の時に母国を出たとか。
 
何かを始めるにはちょうどいい歳なのかもしれませんね。

がんばります。
 
学生時代から、実年齢より4歳は老けて見られる、工事部の漆戸航でした。

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