自然とともに、
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
昨日、地鎮祭前の現場の草刈に行ってきました。
元は牧草地だったのでしょうか、眺望の良好な広い敷地には、青々とした草が生い茂っていました。
工事部長のえびさんと草を刈ること小一時間、敷地の隅々まで、手を入れました。
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自然とともにある家づくり、暮らしづくりのお手伝いをしているDEFの社員の仕事では、
実は、草刈や草取りなど、自然と闘う仕事が多いです。
そしてそれは重要な仕事です。
自然とともに生きる。
自然と闘う。
どこか反対の意味を指す言葉のように受け取れますが、実は同じことなのだと僕は思います。
草刈をした現場からの帰り道、ちょっと奇妙に思える光景を目にしました。
新築のお家の目の前に立ち枯れした雑草広がっている様子です。
おそらく除草剤を撒いたのだと思います。
なるほど、これならしばらくは草刈も草取りもいらず、自然と向き合い、闘う必要もないのでしょう。
アスファルトでも敷き詰めれば、より確実かも知れません。
でもその光景は、どこか寒々とした悲しいもののように、僕には思えました。
DEFが提案する自然ともにある暮らし。
それには自然と闘う多くの時間を必要とします。
肉体的に辛い、と感じることもあるかも知れません。
自然とともに生きるのは、決して華やかなことばかりではありません。
ですが、自然から目を背けて生きるのと、自然と向き合って生きるのとでは、
どちらが豊かな暮らしなのでしょうか。
頭で考え、口で言うのは容易いですが、身をもって体験するとなると、
なかなか難しい選択肢なのかも知れません。
それでも僕は後者を選べる、人間らしい人間でありたいです。
長時間の草刈していると悟りが開けそうになる、工事部の漆戸航でした。