アトリエDEF通信

5月の最後の日曜日に田植えをしました。
大豆もまきました。


収穫したお米は、循環の家のかまどで皆さんの食べていただけます！
大豆はお米と一緒に味噌にします。かまどで味噌汁にします！
日本の食糧自給率は世界の中でも最悪な部類です。
多くの食糧を輸入に頼っています。
1965年には７３％自給できていたそうですが、約50年で40％を切る現在です。
野村昇平　著　「国の理想と憲法」　から引用します。
　人口爆発が途上国で著しく多い理由は貧困にあります。
貧しい人びとは、労働力の確保や老後の社会保障のため、子供をたくさん
持とうとするからです。では、なぜ途上国の貧困は亡くならないのでしょうか。
　途上国と呼ばれている国々の社会では、もともと何千年という長い間、
自給自足を基本として、自然と調和した伝統的な生活様式を維持して来ました。
現在の先進国の人びとが手にしているような物質的な豊かさはありませんが、
自立した生活を営む安定した社会を形成していました。
長い間、人口も安定して推移し、決して貧しい社会ではなかったのです。
　そこに欧州列強が入ってきて、力ずくで植民地にし、コーヒー、砂糖、
バナナ、茶などの換金作物用の大規模なプランテーションを作り、収奪的
な経済政策を推し進めました。その結果、自給自足のシステムと伝統的な
生活様式は破壊され、現地の人びとはすべての面で、先進国の経済システムに
依存せざるを得なくなってしまったのです。こうして、安定した自立的な
社会が壊されて貧困がもたらされ、人口爆発という現象が起こりました。
引用　ここまで。
途上国は先進国の経済システムのために換金作物を大量につくるはめに陥っています。
欧州列強とあるのは歴史的な言い回しで、現在は日本もその中の国のひとつです。
日本は先進国なので少なからずこうした途上国の悪循環の原因をつくっています。
熱帯雨林の乱伐も同じ事です。
国の食糧自給率を上げるということは、ただ自分たちの食べものの安心、安全を
確保するだけではなく、こうした国際的な事情も理解していかなければ
ならないと思います。
世界的には人口は爆発的に増え続けてます。食糧不足は途上国を中心に世界中で
起こっています。
日本の国土は農業に向いていないわけではありません。
本来、森も水も豊富で土壌も肥沃です。
政治的かつ経済的な事情で、外圧で、食糧などを大量に輸入する国になってしまって
いますが、やはりそれは異常なことだと認識しなければならないと思います。
豊かさを取り戻すために、自然も食べものも住むところも着るものも、循環する
社会をつくっていきたいですね。正しいことを知ることがとても大事だと思います。

次回の「循環学校」は6月16日（日）横浜市緑区です。
是非みんなで一緒に考えましょう。
http://www.junkannoie.com/2013/06/%E5%BE%AA%E7%92%B0%E5%AD%A6%E6%A0%A1%EF%BC%A0%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E3%80%8C%E3%81%AA%E3%81%94%E3%81%BF%E9%82%B8%E3%80%8D%E3%80%90616%E3%80%91/
kojima