アトリエDEF通信

古いものを直して使う。
長野市飯綱高原をちょっと下った芋井地区の古民家を直しています。
TV信州の「里山プロジェクト」の一環。
「マイチャン。の家」と呼んでいます。
あたりはすっかり紅葉し素晴らしい景色になっています。
大掃除から始めた古民家再生プロジェクトは、
今回は須坂園芸高校の生徒さんたちによる障子貼りの作業です。

ネマガリダケの皮を煮出して繊維を取り出して紙すきから始めました。
残念ながらその部分は参加できませんでしたが。
できあがった手すき和紙は何とも言えないいい色です。
建具の格子にその紙を貼り、仕上げに辺りで拾ったモミジを女子生徒
たちがはってくれました。

前回は床をはりました。
ぼろぼろだった建具は洗って格子だけ組み替えました。
和紙をはった建具をはめてみました。
あーきれい。すばらしいです。
まだまだ和紙は足りないのですが、高校生たちが学校でさらに
紙すきをしてくれるとのこと。

それにしてもこの和紙、湯田中温泉の旅館などで捨ててしまうネマガリダケの
皮を回収しつくっています。普通ならゴミです。自然のものは知識さえあればすべて資源。
高校生や先生に脱帽です。
次回は壁塗りのワークショップです。
11/25 土壁を塗ります。
おんぼろの古民家でしたが、すこしづつすこしづつ工事？をすすめ直しています。
完成はいつなのかわかりませんが楽しみです。
古いものを直す作業は、いろいろな循環を実感できます！
※この企画の様子はTV信州の「ゆうがた Get!」という番組で紹介されています。
kojima