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森のなかの造園師・北杜市H邸 ―上棟式と、ひと月後のようす―
こんにちは~☀
八ヶ岳営業所のななみんです。
すっかり秋の陽気に移り変わり、山の木々たちも色を変えていく今日この頃。
やわらかい陽の光が、だんだんと赤く染まる葉を照らす光景には、心を躍らせずにはいられません。
ただ、去年の今頃には八ヶ岳に雪が積もっていたそうで、今年はことさら暖かいんだなと感じます。夏も長かったしな。。
さて本日は、そんな秋真っ盛りの原村から、
9月半ばに無事上棟いたしましたあるお家の上棟式と、
上棟式から一か月ほど経った現在のようすをご紹介!
こちらは上棟式の2日前、棟木まで上がった(上棟した)ときの写真。
関東から山梨県北杜市に移住なさるHさまのお家です。
上棟式では、無事に上棟したことのお祝いと、これからの工事の安全を祈願します。
こちらのお家の棟梁は、古澤大工!
お祝いのことばをあげる祝詞奏上(のりとそうじょう)を行ってくださっています。
祭壇にはこのように、幣串(へいぐし・魔除けの飾り)のほか、お神酒やお米、お塩などをお供えします。
そして、建物の四隅にお塩、お米、お神酒を撒いて、お清めをします(四方祓い)。
無事に上棟式を終えたHさま、素敵な笑顔!
とっても晴れ晴れと清々しいお二人の姿、こちらも嬉しくなります。。☺
上棟式の後は、お施主さまや大工さん、現場監督や設計担当など、みんなでごはんをいただき、
お施主さまは、お家の構造や木の組みかたなどについて棟梁から直接お話を聞いていました✨ Hさまのお人柄がそのまま映し出されたような、和やかで楽しい時間を過ごした上棟式の日から約1か月。
さて、現場はどうなっているのか…⁈
じゃじゃん!
こんな感じで、だんだん部屋ごとの輪郭がわかるようになってきていました😊
ここにドアがついて、寝室になるんだなあとか、間取りのイメージが湧くと
ぐっとワクワクが増しますよね。
お家が完成して家の周囲も整理されたら、窓からはあんな景色が見えるかなと想像したり……
また、美しい木組みのようすをじっくり見られるのも、完成前ならでは。
接着剤などはもちろん使っておらず、パズルみたいにぴたっとハマって建っているのが
とてもかっこよく美しいです。
そして、スタッフの間でも話題になっているのが、お施主さまご自身で造られている
この石垣!!!
八ヶ岳の麓は、こ~~んなに大きな石(岩?)がぼろぼろ出てくる土地なのですが(写真左奥)、
それをなんとご自身で割って、綺麗に積んでいるそうです。まるでプロの業…
かわいい苗木も植えられていて、お家の完成前から暮らしの場をつくられているのが
とても素敵です✨
アトリエデフのお客さまは、自ら庭づくりや畑づくりをされる方が多く、私たちにとってもすごく勉強になるし、お話していて楽しいのです。
こちらのお家のお引渡し予定まではあと3か月ほど。
工場でプレカットをして重機を用いて組み立てる家とはちがい、DEFの家は職人さんが手で加工し、丁寧に建てていくので、
お家ができあがるスピードは多くのハウスメーカーさんよりもゆっくり。
その分、お家がどのように建てられていくのか、その過程を観察することができます。
私たちとしても、たくさん現場に足を運んでいただいて、大工さんとコミュニケーションを取り関係を深めていただくことをオススメしています!
大工さんも、誰が住む家なのか、お施主さんのことがわかっていると思い入れも変わってくるとよくおっしゃっています。
人と人との交流からうまれるお家の雰囲気は、きっと秋の陽だまりみたいに
やわらかくてあったかいんだろうなあ。
「みらいの子どもたちのために」。
丁寧に、譲れないこだわりのもと、つくる家。
H邸完成まで、お家の表情がどんどん濃くなっていく様子を私ももっと見に行きたいとおもいます!
それでは、また。ななみんでした。