kanto
一線入魂
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは~、関東営業所のすずきです。
長野エリアに続き、関東の現場も先週、今週と建て方が続いております!
先週私が担当している群馬県高山村でも建て方を行い、今週末上棟式の予定です。
建て方当日は風もなく、天気も良好で穏やかな建て方日和でした。
私自身、神奈川では何度も建て方を見てきましたが、今回は初県外での建て方といこともあり、わくわくしながら立ち会わせていただきました。
前職の工務店や設計事務所ではプレカットが主流で、首都圏では手刻みで家を建てる会社はかなり少ないです。
プレカットした構造材も人の手で組み立てることに変わりはありませんが、この継手を人の手でひとつひとつ刻み、その工程を経て組み上げていく瞬間を目の前で見れることにとても感動しました。
ミリ単位で調整された構造材たち。
これを1本ずつ慎重に組み込んでいきます。
重い構造材を組み込んでいく作業は神経もつかうし、体力も消耗する。でも丁寧かつ迅速に。どんどん建て方を進めていく大工さんたちに目を奪われながら、あっという間に午前中には2階の桁、梁まで完了していました。
休憩中に棟梁の佐藤さんに挨拶したときのこと、
「しっかりやさせていただきまので、よろしくお願いします!」という、お言葉をいただき、私も「丁寧に図面かかせていただきまのでよろしくお願いします!」と挨拶。
この言葉をいただき嬉しさはもちろん、私も身が引き締まる思いでした。
設計が図面を書くことは当たり前のことですが、ゾーニングから始まりプラン、そして伏せ図、実施図と作図していく中で、手刻みをしている大工さんのことを思いながら、私も1本1本の線を大切に、それが手書きでもCADであっても同じように丁寧に手間を惜しまず取り組んでいきたいと思いました。「一球入魂」ではなく「一線入魂」。
図面を書き、検討していくことも手仕事だし、大工さんが構造材を刻み、組み立て家をつくることも手仕事、そして設計や職人さん、お施主様の思いを引継ぎ現場を管理し進めていく現場監督も手仕事、家づくりは手仕事の連続で立場や役割がフェーズによって変わっていきますがリレーのように「手仕事」は続き、思いを受け継ぎながら住まい手であるお施主様に最後にバトンタッチ。そのバトンが続いていくような、住み継いでいってもらえる家づくりの大切さを改めて感じた建て方となりました。
今週末は上棟式。前日は雪予報で天候と現場の状況が心配ですが…。当日無事迎えられますように。これからも順調に工事が進むよう取り組んでいきます。
~おまけ~
建て方当日の休憩中にお施主様にいただいたおやつが最高でした!
高山村のいちご「章姫」と「シルクスイート」といううま味がぎっしり詰まった干し芋をいただきました。お施主様の素晴らしいお心遣いと高山村の自然の幸に感動!
帰りに道の駅に寄り、「章姫」と「シルクスイート」をちゃっかり購入(^^)
心もお腹も満たされました♪
それではまた~。