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地盤調査。
- ほっしー
- 八ヶ岳営業所
こんにちは。 初詣の諏訪大社のおみくじが「小吉」だったほっしーです。 「脇目を振らず正直に働いて信心怠りなくすれば、おのずから幸運来る。」だそうです。 (しょっちゅう脇目を振る人)
ちなみに、吉と小吉と末吉(そう言われると中吉も)の「良い順」がよくわかっていません。
さて、先日アトリエDEF八ヶ岳営業所近くに建築するお客さまの「地盤調査」に立ち会って来ました。 いつも一生懸命に作業してくれるのは諏訪市から来てくれる「野寺基礎工業」の方。
地盤調査は家を建てる際にその土地の地面の固さを調べて、家が沈んだり傾いたりしないような適切な基礎を設計するために必要な調査です。
野寺さんがキャタピラのついた機械を移動させ、家を建築するところに張った「地縄」の4つ角と真ん中で調査を行います。
この調査は「スウェ―デン式サウンディング試験」と言って、戸建て住宅の建築に用いられる方法です。 先に直径3.3㎝のドリルを付けたロッド(鉄の棒)に100㎏の重さをかけながら、機械で回転させてどこまで地面に入っていくかを調べます。
確かこの調査はスウェーデンで鉄道を敷く時に始まった調査と言われていて、(ほっしーの怪しい知識)現在日本では「スクリューウエイト貫入試験」と名前が変わりました。 100㎏の重さをかけたドリルが25㎝地面に入るのに何回転するかを記録していきます。(正確には半回転数、一回転で2)
地面の中が柔らかいと0回転~4回転程でスゥ~っと25㎝入っていきます。 硬い地面だと何十回転もします。 石とか岩の層はガリガリとかゴロンゴロンと音が伝わってきます。
基本的には25㎝進むのに60回転以上する土の層を2連続で計測できればそこで調査終了です。
この時期の原村は地表面から40㎝位は凍っていますので、野寺さんがハンマーでガンガン叩いて無理やり地面にさしていきます。(この人の名前みたいになってるけど、名前聞いてないだろ)
たぶんいつも孤独な作業なのでしょう。 野寺さん今日はいつもよりはりきって多めに叩いております。(気のせいです。)
今回の調査では5カ所の調査個所全てで170㎝~150㎝位の深さに硬い層がありました。 私も以前の会社で諏訪地方の地盤調査を何十回と行っていたので、おおよそ予想通りの結果でした。
原村などの八ケ岳の周辺では地面から2m前後で黄色っぽくて固い粘土層が出てきます。 この層が家を支える「支持層」としては非常に良好なんです。 そもそも、こういった「山地」「台地」といったような山の地域の地盤は固いです。
逆に、平野などの大きな川の土手の裏に田んぼ等が広がる土地「後背湿地」や、昔池や湖だった土地を埋め立てたようなところだと非常に地盤は悪いです。
ちなみに、すぐお隣の諏訪湖周辺は日本でも屈指の軟弱地盤地域として有名です。 家を建てるための地盤改良工事に数十万円から200万円もの費用が必要となります。
地盤の悪さは土地の住所でも大体わかるんです。 例えば諏訪市だと「湖南」とか「豊田」「沖田」「中州」等の地名がありますが、こういった「水」をイメージさせる漢字の土地は地盤が悪い可能性が高いです。 地名もちょっと気にしてみて下さい。
いつも地盤調査の結果は写真入りの調査報告書で詳しくご説明するのですが、見ていてわかりやすい調査ですので、できればお客さまにも実際に見てもらえたらいいなと思っています。
野寺さん、寒い中しっかりとした調査を行っていただきありがとうございました。 調査中ウチの二人がいろいろ質問攻めをしてスミマセンでした。 (一番話しかけてたの自分だろ)
【おまけ】DEF八ヶ岳営業所近くに新しくできたカレー屋さん「EMPO」さんに行ってきました。 美味しかったのでお打ち合わせやご来場の際にぜひお立ち寄り下さい。
実にいいスパイス使ってますね。 (出た。カレーのことよくわかってない人)