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長野県上田高等学校1年生との取組み~WWLコンソーシアム構築支援事業~
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みなさん、こんにちわ。
我が家では、小学生達が運動会モードです。
コロナ禍での運動会。
小さい小学校ですが、親が集まると密になってしまう事から、2学年ごとの開催です。
少し寂しいですが、ゆったり座れて、子どもとの距離も近いので、親的にはグッドです◎
お話変わりまして、先日、上田高等学校の1年生とZoomにてフィールドワークを行いました。
文部科学省で、将来イノベ―ティブなグローバル人材を育成するために、2019年度から「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」を開始し、2020年度の拠点校として長野県上田高等学校が選ばれました。
WWLとは?
2019年度より始まった文部科学省による高校生のための事業で、 Society5.0時代に向けて、イノベーティブなグローバル人材を育成するための事業です。
参考:Society5.0-科学技術政策 内閣府
高校等と国内外の大学、企業や国際機関等が協働して先進的カリキュラムの研究開発・実践、テーマと関連した高校生国際会議の開催等、高校生に高度な学びを提供する体制整備を進めます。
おもに英語に特化したSGH(スーパーグローバルハイスクール)事業もありますが、WWLでは、文系・理系を問わず各教科等をバランスよく学ぶ教育課程が編成され、拠点校を中心にグローバルな取り組みが行われています。
上田高校さんに、WWL活動の相手として、アトリエデフを選択して頂きました。
企業からの課題に対し、高校生が研究し発表します。
アトリエデフからの課題!
1.食品に関わる問題
問い:普段口にしている「小麦粉・チョコレート・牛肉」が我々の口に入るまでに、どのような過程を経ているのか。
考える観点:
・どこで・どのように作られているのか(農薬は使われているのか)
・誰が作っているのか(児童労働、フェアトレード)
・どのように運ばれてくるのか
・どのような包装がされているか
2.竹林に関わる問題
問い:竹林を、何に活かすことができるか。やっかいものの竹林を、みんなが欲しがるものに変えるにはどうしたらよいか。
考える観点:
・竹林問題とはなにか(山が枯れる、土砂災害につながる)
・上田市(長野県・日本)の竹林の現状
・竹を食べるには
3.エネルギーに関わる問題
問い:毎日使っている電気はどこからきているのか。
この課題から、5グループに分かれ発表。
その前に…私からも少しお話しました。アトリエデフの取組みや、竹林整備の様子など、高校生に伝えました。
(かなりオーバーして話しちゃいました。ごめんなさーい!)
これからの、未来ををどう生きるか。
何か、きっかけになれたのなら、嬉しいな。
いよいよ発表。。。
どのグループも素晴らしい!!
しっかりと課題を理解し、調べ、課題解決には何が私達(高校生)にできるのか、まとめていました。
私も改めて勉強になり、今後どのように活動すべきか考えさせられました。
(うちの子も高校1年生。見習ってほしい!)
「知る」ここからです。
そして、「行動」に移す。
1人では難しくてもチームとして取り組めば、何かに繋がるはず!!
終了後、先生より、
『いただいた課題を考え始めたときは、環境問題や、食品問題は大きな話で、自分たちではなかなか行動を起こすことができないのではないか、という思いを持つ生徒もいました。調べが進み、課題解決にはどうしたら良いか、と考えていくうちに、どんどん課題が身近なものになっていくのが分かりました。例えば、普段買うものがどこから来ているのか、どのように生産されているのか考えてみたり、こまめに電気を消したりすることが課題解決の第一歩だということを感じることができました。』
と、おっしゃって頂きました。
こんなこと…と人ごとにせず、自分ごとに。
問題は、決して簡単でなはく、悩み困惑することもあるかと思います。
しかし、行動に移すことだけでも、何かと繋がり、みらいの子ども達に受け継がれ、環境は良い方に変わっていくと信じています。
「well-being」
この日本の、この地球の人々が幸せになれるにはどうしたら良いか。
これからも、上田高校生と取り組んでいきます。
最後に、先生より
『アトリエデフ様の最大のミッション「みらいの子ども達のために」は、我々教員の仕事にも共通することです。』
先生、今後ともよろしくお願いします!!
私たちが整備をしている上田竹林の所有者、保屋野さん(星槎大学 教授)も、セミナーに参加下さり、竹林所有者のお話をして頂きました。より、問題が立体化し、かつ環境に関してもお話下さいました。ありがとうございました。
うえまつ