お米届けました
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週末 南相馬の友人のところへ新米を届けてきました。
原発から25km位の所に友人は住んでいますが、やはりかなりの人が避難をしているようで、南相馬の町は寂しくなっていました。大手の量販店などは すでに撤退しているようで、ホームセンタなどでは外部で販売しているものもそのまま置いたままで、また明日も営業するような状態で、品物もそのままでした。もちろん、駐車場や 歩道は草まみれです。田畑も 津波と原発の影響で草まみれ。除染作業も進んでいるようですが、学校などグランドの土を重機で取り除く際も、実際は砂埃などで、一時的に周辺地域の放射線量はかなり高くなっているようです。子供たちは なかなか外で遊ぶことも出来ないようです。
途中 避難準備区域になっている飯舘村も通過しましたが、ここは本当にゴーストタウンになっていました。すごく自然がきれいな場所で、のどかないい村です。でも、そこには住めない。文章や言葉では言い表せないものを感じながら飯舘村を通過しました。
実際に 現地に暮らしている友人の話を聞くと、テレビなどでは伝わってこない津波・原発の悲しい現実を思い知らされました。
重たい話ばかりですが、そんな中でも、友人の家族は皆すごく元気で、前向きでした。現地の農家の方たちも 来年に向けて皆で田畑のゴミや泥の撤去をされていました。お米を届けた自分たちが逆に力をもらって帰ってきました。
がんばろう東北 日本という旗やステッカーなどよく目にしますが、何気なく見ていたその言葉がすごく重たく感じられた今回でした。
何か特別な事が出来るわけではないけれど、美味しいものを食べると皆元気になるので、美味しい食べ物を届けたり、暇があれば遊びに行ったりしたいと思います。
えび