yamanashi
山梨だより~甲州味噌づくりの日。
- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
こんにちは、山梨営業所のチカです。
3月21日、春分の日。
雪が降りましたね!
改めて見ると、皆でよく頑張った・・・!と思うのですが、
この雪の日、山梨営業所ではお味噌仕込み会を開催していました。
15センチ以上の積雪はすこし大変でしたが、「寒仕込み」という言葉がありますから!
きっとおいしいお味噌になるはずです。
講師にはいつものように、ひだまり(ハンモックスタイル)の広瀬さんご夫婦をお迎え。
さあさあはじめますよ~
まずは茹で。
昨年はひだまりさんが栽培した青大豆を使いましたが、
今年は富士見町のほそかわ農園さんのお豆で。
「タチナガハ」という品種です。昨年仕込んだお味噌との味の違いが、早くも楽しみ。
味見も忘れずにね。
そして潰します。
昔ながらのぐるぐるの機械。
最近は電動式があるそうで、ひだまりさんも作業軽減のため
購入したそうですが、各地でお味噌作りのお手伝いをする際に持っていっても、
手回しのほうが人気なのだとか。
ボウルに移して、真ん中をくぼめて冷まします。
お昼を食べているうちに大豆が冷めたら、午後からいよいよ材料を混ぜていきます。
山梨営業所のお味噌は、米麹と麦麹を半分ずつの割合で混ぜています。
それが山梨県・甲州味噌のポイント。
暖かい地域になるほどお米が育ちにくく貴重なため、
南下するほど麦麹の割合が増えて行くそうです。
山梨は暖かさの真ん中なのかな~。
ちなみに、ひだまりさんに聞いて驚きましたが、
豆に麹菌をつけてつくる「豆麹」でお味噌を作る地域もあるそうですよ。
真白な米麹に反して、茶色の麦に白と黄色の麹菌がくっついた、麦麹。
見たところ、ちょっとびっくりしますよね。
すごくほわほわして、カビてる?!と思っちゃう。
「でも、味噌って美味しいよね。これがね、美味しくなるんだよ」。と、広瀬さん。
皆で麹をまぜているところ。
・・・においをかいでいる人もいます。私ですね。恥ずかしい。
これだけ向き合えば、美味しいお味噌になりますね。
「ぱらぱらになるように、手のひらをすり合わせるようにね~」「やさしくやさしくね~」
と、やさしい広瀬さんの声掛けを聞きながら、混ぜ混ぜ。
なんだかすごく癒されるひととき・・・
潰した大豆を入れます!
ここへ、さらに煮汁を注いで硬さを調整したら、丸めて味噌玉に。
ぎゅぎゅっと容器に詰めました。
漬物袋を敷いたところに詰め、仕上げにホワイトリカーを浸みこませたサラシで蓋をします。
なぜかというと、発酵の途中で「カビ」が出てしまうこともあるからです。
カビだけ取り除けば、お味噌は問題なく食べられます。
でも、カビと一緒にお味噌を掬い取るので、どうしてもお味噌が減っていってしまいます。
「あったかい山梨でも、一番カビの出ない方法がこれなの。
せっかく作ったお味噌、できるだけいっぱい味わってほしいからね。」
と、広瀬さんご夫婦が提案してくだった方法です。
やさしさが、しみじみあったかいなあ。。。
最後に、麹の包み紙を巻いて。
寒い日でしたが、あったかい気持ちがこもった、お味噌ができました。
皆さん、寒い中お越しくださり、ありがとうございました。
これにて、全営業所でのDEFのお味噌仕込み会、今年も無事完了です!
秋、各地で美味しい新味噌が楽しめますように。
=チカ=