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百姓への道――蕎麦打ちの巻

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こんにちは!ななみんです。

年が明けてから、ばたばたとせわしなく走り回っていたら、ずいぶんとご無沙汰してしまいました。

なんだかぼんやりとした寒さが続いたまま1月が終わってしまいましたね。
(千葉出身の私からしたら、今の八ヶ岳も極寒ですが…。まだ耐えられそう)
2月になったら原村にももっと雪が積もるのかなあ。

さて、そんな外の空気はつめたくともお日様と薪ストーブでぽっかぽかのなか、
手打ち蕎麦の会が開かれました!

循環畑で参加者のみなさんと7月に蒔いた種が、土と雨とお日様のちからで大きく育ち、
10月に刈取り・脱穀をした蕎麦粉で打つお蕎麦です。

※循環畑に関するブログは「循環畑@原村」のカテゴリーから見られますので是非に!

蕎麦は、ちゃんと発芽すればあとは放っておいてもぐんぐん育ってくれるので、意外と簡単に収穫までいけるのですが、
種まきや刈取り・脱穀はなかなかに骨折りな作業。

作物を育ててくれる自然のちからへのありがたみ、みんなで汗を流した時間を想いながら
参加者のみなさんと蕎麦打ちをしました😊

みなさんの手元とともに蕎麦打ちの様子をレポートします!

まずは自家栽培蕎麦粉とつなぎ粉(小麦粉)をよく混ぜるところから。
デフでは毎年、蕎麦粉:つなぎ粉=8:2の「二八蕎麦」です。

そして、次が一番肝心!!
「水回し」です。

蕎麦は水の分量が一番重要⚠ということで、粉に均等に水がいくように慎重に。

そして猫の手でかきまわしていくと、だんだんとダマが大きくなってきます。
ダマとダマがくっついてさらに大きな玉に。

ある程度まとまってきたら、すべてひとまとめにして。

よくよく、練っていきます。
触ってみてすべすべになるまでしっかり!

ところで、私はひとの「手」がとても好きなのですが(急な告白)
特にそのひとの生業やひととなりが表れているような、なんというか、味があるような?

こねたり伸ばしたりしている皆さんの手がそれぞれにとっても素敵で、勝手に幸せを享受していました。

それでは、十分に捏ねたら、空気を抜いて…
(↓叩いているところ)

カマンベールチーズみたいな形にまとめて(写真がなかったです、想像してください)10分ほど寝かせたら、伸ばしていきます!✨

まずは、真ん中は残して周りから。
だいたい伸びたら真ん中も潰して平らにします。

ここでようやく麺棒が登場!
まあるく伸ばして…〇

お子さんたちも楽しく頑張ってくれていました☺

ある程度伸ばしたら、まんまるの生地だと切るときに半端がたくさん出てしまうので、四角形の生地にしていきます。

蕎麦の生地を棒に巻き付けて、前に飛ばして遠心力で角を出す「角(つの)出し」。
豪快に、かつ繊細にという力加減です。

(説明がわかりにくいことは承知していますが、こればかりは実際にやってみていただかないと伝わらない…!(+o+))

そしてまたさらに薄くのばしていき…

ようやく、切れるところまできました!

細く、細く…

湯がくと膨らんでまた太くなるので、なるべく細く。がんばります。

(ただ、今年のお蕎麦は蕎麦殻がたくさん混ざっていて、玄蕎麦にちかい黒いお蕎麦だったので、太くてもとても美味しかったです)

とある参加者さんの打ったお蕎麦。
美しいですね…✨
種から育った過程を知っていると、殊更に美しく感じます。

そしたらかまどで茹でます☺
かまど+羽釜のぐらぐらのお湯だと、蕎麦が勝手に踊ってくれて、箸でまぜたりする必要はありません。

茹で時間は40秒。さっと茹でたら、きんきんのお水で締めて…

いただきます!

ねぎやわさびなどの薬味に加えて、天ぷらや、デフ製の野沢菜漬けも一緒に🤤

ちなみに、そばつゆも自家製
かまどで昆布とかつおの出汁を取り、醤油・みりん・砂糖から作った「かえし」と合わせました。
(この日はご飯炊きとともに)

みんなで種まきや刈取り、脱穀をした蕎麦を、粉から打って一緒にいただく。
とても楽しくて幸せで、心豊かな時間でした。

そして、ひとつぶの種からいのちが万倍にもなる不思議と偉大さ

そのいのちを、色んなかたちで頂こうと工夫する人間のおもしろさもまた感じました。

ちなみに、第1回の蕎麦会に参加するにあたり、私は前日に社長より蕎麦打ちのレクチャーを受けたのですが、
やってみるほどにおもしろく、3回目でこんな出来栄えに仕上げられるように成長いたしました(^O^)

自分で打ってみると、蕎麦屋さんの苦労や職人しごとの凄さを感じます。

何事も、やってみないとちゃんと理解できないことばかりですね…。

2025年、
自分の手でできること、をもっともっとたくさん増やせる一年にしていきたいです。

(そして目指せお百姓)

1月が風のように過ぎ去り、もう2月に入ってしまいましたが、
みなさま本年もどうぞよろしくお願いいたします!

それでは、また。ななみんでした

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