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仕上がりつるつる!竹コップづくり

- アトリエDEF
- 八ヶ岳営業所
皆さん、こんにちは!関東営業所のすずきです。
先日、大寒波が落ち着いたころに前橋市粕川町にある企業のサンデンフォレストさんが前橋市と共同開催している竹コップづくりイベントに環境事業チームの嶋ちゃんと一緒に見学にいきました!
この日は久しぶりに昼間は暖かくて青空が気持ち良いお天気でした~
敷地内にある竹林を整備し、伐採した竹を使って今回は竹コップづくりを行うというイベントでした。伐採した竹林を1か月くらい乾燥させて、コップを製作していく過程を今回見学させていたただきました。
まずは切った竹をあぶって油分を出し、カビ防止を行います。この油分を利用して布で拭くと艶がでて手触りの良いコップになります。
竹を炙る他に、緑の部分を削いで、ヤスリをかけ、飲み口の部分を薄くし飲みやすいように仕上げたコップも製作していました。
竹が滑るんため削ぐのは大変そう…、でもこの「削ぐ」過程が大切!
ヤスリの後は、クルミを3~4つ布きんに包み、丸めて絞るように押しながら竹コップにあて、こすると、なんと!みるみるうちにクルミの油分がでてきて仕上げのワックス替わりに!
独特の匂いも無く、100%天然の優しい仕上げ材(^^)
クルミがワックスになるなんて驚き!艶もいい感じ!
今回使用した竹は孟宗竹のため、厚みがあり、このような写真のように削いだり、ヤスリがけしたり加工がしやすいとのこと。完成した竹コップを触らせていただくとつるつるでサラサラしていてとても手触りが良く、愛着のわく可愛らしい素敵な仕上がりでした!
建築でも同じことで、仕上がりを肌で感じる部分は住宅には多く、気持ちの良い「手触り」や「足触り」ってとても大切。これは図面ではわからない、完成したときに感じられる職人さんの丁寧さと技術、そして設計側の配慮など仕上がりによって愛着がより増すものになります。
特にデフの家づくりは素材にこだわっているので仕上がりを追求すればするほど愛着が増し増しになるはず。住まい手の愛着はもちろんですが、つくり手側も愛着をもって家づくりを楽しみたいと、思う今日この頃。
竹コップづくりは見てても楽しく、そして改めて仕上がりのひと手間と丁寧につくることの大切さ感じ、自分が設計していく住まいづくりも「ひと手間」を惜しまず、愛着のわくものにしていきたいと思いました。
助っ人で参加したイベントですが、竹コップからいろいろ気づきを得た一日でした。
デフでは環境事業チーム「環と環」よりオンラインショップにて竹林整備で伐採した竹を加工しグッズを販売しております。サンプルやリーフレットなど関東営業所のモデルハウスに展示しておりますのでご興味ある方はスタッフにお声がけください♪
それではまた~。