羊の毛 断熱材
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羊毛断熱材を使っています。
羊の毛は刈ってあげるとまた生えてきます。
循環してます。
子どもが抱きかかえてもチクチクしません。
セーターみたいなものですから。
壁や屋根の下、床下や基礎周りなどに充填して家をすっぽり羊毛で
くるみます。伸縮性があるので隙間なく充填が可能です。
きちんと施工すると本当にきれいです。
上が充填済み、下の方はこれから充填します。
柱と柱、間柱の間を埋めていきます。
完成してしまうと見えなくなってしまう壁内とかです。
多くの場合、この壁内が結露による水分でグズグズに劣化していきます。
そしてカビの温床となり、材木を腐らせ、人体には喘息などの症状をもたらします。
羊毛断熱材は調湿という機能も併せ持つので壁内はもちろん、室内の湿度調整
にも寄与します。
木造建築は夏場の湿度が大敵です。
断熱材は当然、熱さ寒さを遮断する機能が本来ですが、
湿度コントロールという部分も忘れてはならないのです。
そしてその湿度コントロールは断熱材だけが担う機能でなく、
木材や左官壁材といった建物を構成するすべての素材に期待することが
望ましいのです。
いろいろな素材、つくり方、要するにバランスが大切です。
kojima