漆器で食を楽しむ会。
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原村の循環の家で、
循環学校 暮らしづくり教室「漆器で食を楽しむ会。」を開催しました。
畑から野菜を収穫して、火でごはんを焚き、
職人の手で丁寧に作られた器で食べることを通して
豪華とはまた違う「豊かさ」を考えてみる。
本物に触れ、本物の良さを改めて見直すきっかけになるような、
そんな時間になったら。。。と企画したイベント。
木曽の木地屋ヤマトの小椋さんが先生です!
ではスタート!
女性陣は循環の家の畑から、キュウリやインゲン豆、
ズッキーニ、ネギを収穫。
次にガーデンキッチンでサラダづくり!
お庭でのお料理は気分良くて楽しい♪
男性陣は、新しく完成した日干しレンガの釜戸で
お味噌汁とご飯を炊きます!
おいしいごはんの炊き方のコツも教えてもらって、
ピカピカのご飯たけました!
黒七輪でネギやズッキーニも焼きます!
はい。準備が整いました。
漆塗りのお箸やお皿のテーブルセッティングを前に、
地酒で乾杯!
実際に手に持って、器の軽さや触り心地を体感。
漆器って本当に軽い!
小さなお子さんも、漆塗りのお箸で。
黒や朱の器に鮮やかな夏野菜がキレイ!
豆腐
先生の小椋さんから、漆器の歴史や制作への熱い思い、こだわり
たくさんの事を教えていただきました。
昔は、鰹節も削っていた!
懐かしい~。
カンナみたいな削り機でチャレンジ!
七輪で焼いた厚揚げに削りたてを添えます。
本わさびは、サメ皮おろしで!
なめらかなでクリーミーなワサビ。
こちらは、湯葉に添えて。
満足したあとは、しっかりお片づけ。
小椋さんの奥様に漆器の扱い方を教えていただきました!
ご主人いわく「良く言うと大らか」な性格の奥様。
特別な気を使う事はまったくないそうです(^^)
アクリルたわしに少し洗剤つけて、普通に洗う。
お湯で洗い流すし、水切りカゴに放置して乾かすこともあるそう。
漆器は扱いが大変!というイメージは、貝殻や螺鈿、金箔の装飾のある
晴れの日用の漆器が出回ったことでついたイメージ。
普段使うシンプルな漆器は、普通でぜんぜんOKだそうです!
軽くて、肌触りが気持ち良いので、
男性陣も、お子さんも率先してお手伝いしてくれます!
釜に残ったごはんで小椋さんが握ってくれたおむすび。
塩だけのおむすび。
本当においしかった!
用意したお昼は、
ごはん・お味噌汁・お漬物・お豆腐・サラダ・木端味噌・煮物。
特別に豪華なものはないです。というか、一見おもてなしをするには
質素なくらい。
けれど、お客様はとっても贅沢な時間だった!って喜んで下さいました。
質素な食材を華やかに引き立てる漆器は、23工程を経て完成。
口あたりが良いように。
持ちやすいように。
使うヒトの事を考えて丁寧に作られた器は、本物ってこうゆうことか!と実感。
「早くて、安い」使い捨てのモノがたくさんある今に、
永く大事にしたいモノを少しづつ揃えていきたいなと思います!
間もなく定年退職を迎えられるお客様より。。。
今まではがむしゃらに、時間に追われて生きてきた。
ふと振り返った今、本当の豊かさ、贅沢って何だろう?
って考えています。
少しの不便や不自由さがあっても、本物にこだわって
暮らしていけたら、それが私の一つの贅沢。とお話しして下さいました。
ステキな時間でした。
皆さま、ありがとうございました!!
mi