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アトリエDEF通信

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これから の 家づくり

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アトリエDEF
八ヶ岳営業所

東日本を襲った地震、津波、原発の事故。
テレビで見る、跡形もない無残な地域、建物、道路。
一週間が過ぎた。
相変わらず被災者の避難生活はその日をしのぐのがやっと。
これからどうしていこうか?
地震にはある程度耐えられた? が、その後の津波で多くの住まい
を失ってしまった。家をつくっている私たちにはショックな出来事である。
かろうじて難を逃れた家たちも、ライフラインの寸断で、これまた多くの
ただの箱と化してしまっている。
せめて物資が届くまで一週間、水が確保できたなら。
せめて体を温める設備があったなら。
せめてお湯を沸かせる器具が残ったなら。
・・・・・・・・・・・・。
すでにあとの祭りの戯言になってしまった。
町ごと無くなってしまった人たちは、そこにまた住むのだろうか?
また津波が来るかもしれないその場所にまた家を建てようと
思うんだろうか?
故郷を捨て安全な場所に移り住もうと思っているのだろうか?
被災者でない私にはまったくその辺がわからない。
当然、避難生活を送る方たちにはそんな事を考えている
余裕も暇もないだろう。
でも、すぐにその判断をしないといけない時がやってくる。
どういう場所に家をつくらなければいけないのか。
どういう建て方が良いのか。
どういうエネルギー利用を考えなければいけないのか。
電気はどこから来ているのか。
その電気はどうやってつくられているのか。
水はどういうルートで流れてくるのか。
雨水は使えないのか。
排泄物も流せない排水の設備。
・・・・・・・・・・・・。
街のつくり方も、家のつくり方も、エネルギーの選択も
全部全部見直しが必要になってしまった。
今回の巨大災害を自分たちの生活に置き換えて皆で考え直す
おおきな転機を迎えたようだ。
「循環の家」 http://www.junkannoie.com/
は、私たちアトリエDEFが今考えられる可能な限りの家の提案である。
そこまでやるか!
いや、まだ足りない!!
ということになってしまった。
被災者の方々も不安を抱え必死に復興していかないといけないだろう。
被災していない我々もまた、復興に手を貸すことはもちろんであるが、
これまた必死に、次の時代の下地をつくっていかないといけないと感じている。
これからどんな家をつくっていこうか?
とても悩ましい。
いや、意外と楽しそうだ。
今年の始め、船井幸雄さんの「2011年からの正しい生き方」という
発刊ホヤホヤの本を読んだ。
天災、人災の大激変を大筋で予想されている。
難しくてよくわからない項もあるが、
日本に大きな災がおこり、それを乗り越えていく日本人が
世界のお手本になる、世界をリードしていく国、民族になるという内容。
本当にそうなった。
この巨大災害にあって、暴動ひとつ起こらない我が国。
世界の称賛を浴びている。
昨日、災害発生から一週間がたち、みんなが黙祷している姿が
ニュースで流れた。廃墟の中みんな眼を閉じて黙祷を捧げていた。
この姿こそ日本人のすばらしさだろうか。
いつまでも悲しんでいる暇はない。
私は笑顔でこれからの時代を乗り越えていこうと思う。
必死にという言葉は撤回しよう。
更に楽しくやっていきたい。
「アトリエDEF」「循環の家」 更に更に進化します。
みなさん楽しみにしていてください。
kojima
追伸
原発について。
まずは命を投げ打って、最悪の事態を回避すべく
作業をされている方たちに感謝します。
これは間違いなく人災であり、
その加害者が、多くの電力を必要としてきた
我々自身であることはまちがいありません。
もう電力を原発に頼ることはダメだとわかりました。
全部止めないといけない。
電力が足りなくなっても決断しないといけない。
全て見直しですね!

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