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アトリエDEF通信

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大黒柱を自分で切りに行く!

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ほっしー
八ヶ岳営業所

こんにちは。 春のマラソン大会シーズンが終わったほっしーです。

走り始めて2年…。タイムは去年と全く変わりありません! (走りながら余計なコトしてるからな)

 

さて、先月もお客さまの家の大黒柱の伐採ツアーのために宮城県栗原市に行ってきました。 八ヶ岳営業所から車で約7時間の道のり。 一緒に行ってくれたしゅーごまん設計士が運転嫌いじゃなくて良かった。

途中近くの鍾乳洞を通りました。 (早く到着したから寄ったんだろ)

そんなわけで今日の主人公は長野県の信濃町で建築するお客さま「助さんご一家」。

ご主人は日本各地で起こる災害に一早く駆けつけ、救出の支援やがれきの撤去を行ってくれる、災害ボランティア団体「ヒューマンシールド神戸」の代表のあの「助さん」です。

お車からちょっと普通のお客さまと違う感じで登場。 (このカッコで運転してきたんじゃないから)

今回伐採する場所はこんな感じのところ。 毎回違う雰囲気の山で私も興味深々です。 ここは地主さんから皆伐(かいばつ)を頼まれたところだそう。 皆伐とは文字の通り木を全部切ってしまうこと。

俺についてこいとばかりに、悪路をものともせず笑いながらどんどん進む助さんご一家。

伐採作業ではいつも「株式会社くりもく」の千葉さんと杣木(そまき)さんが中心となって、親切丁寧にやり方を説明してくれます。 いつも愉快なくりもく社員の皆さん。

今回伐採する山は結構な斜面で、当日は風もあって難易度の高い場所でした。

いつもの通り伐採する木に感謝の気持ちを込めて、お塩とお酒でお清めをして手を合わせます。 木の家を建てることって、機械やロボットが作ることじゃないんだなって思う瞬間です。

こういう昔からの日本の風習って本当に素晴らしいですね。

大黒柱になる木と一緒に記念撮影。 どうかよろしくお願いいたします!

今日の伐採を教えてくれるのはベテランの大内さん。 「いずい時は言って下さい」とやさしく話しかけてくれます。

※「いずい」…変な感じ。気持ちが悪い。体勢が悪い時など、いつもと違う感じの時に使う方言。例「おめ、いずくねか?」(ほっしーの宮城弁講座) 

受け口という倒す方向に先に切り込みを入れた後、裏から追い口を入れます。 大内さんの指導のもと初めての方でも順調に作業が進みます。

最後は追い口に黄色いクサビをはさんで、それをハンマーでたたいて倒します。 これで確実に倒す方向に倒れるというわけです。

ものすごい地響きと共に木が倒れました! 何か一つ大きなことを成し遂げたような感覚。 

手際よく倒した助さんご一家。 いつも明るく元気なご家族に私達も喜ばせがいがあります。 

そしてどこからともなく現れた、くりもくさんのバスクリン色の巨大秘密兵器があの大きな木をいとも簡単に引っ張って、ついでに枝もそぎ落としてくれました。

手がクルンって回って、バトンを回すように大きな木が簡単に向きを変えるんです! クルンって! (興奮するな、小学生か)

助さんが一言「俺も動かせますよ」。 さすがです。

最後は助さんが手際よく柱の長さに切ってくれました。 くりもくの木こりさんにしか見えない助さん。

仕上げはお父~おさ~ん♬ (お母さんな。懐かしい昭和の響き) 

次の日はくりもくさんの工場で伐採した木が四角い柱のなる工程を見学します。

熟練の作業員さんの手によって、あっという間にキレイな柱になりました。

出来上がった柱の前で記念写真をパシャリ! 常に作業員風の格好になってしまう助さん。

その後の工場見学では、現在建築中のDEFのお客様のお名前が書いてある材料の束をご覧になりながら、自分の家がこんな風にできていくんだなと期待に胸を膨らませていました。

最後に工場長の「ちゃお」さんにご挨拶をしてお別れです。

雪深い長野の北部地域で丈夫で暖かい家ができるように、遠い宮城の地で構造材をしっかり作って下さい!

いつもお客さまを笑顔で迎えてくれるくりもくの皆さまには本当に感謝しております。 そして、私達のためにご用意下さる宮城の美味しい料理とお酒もいつもとっても楽しみです!! (アナタのためじゃないから)

助さんご一家の家づくりはいよいよ6月から始まります。 12月の雪が降る前の完成を目指して、今後も安全に工事を進めて参ります。 今後ともよろしくお願いいたします!

 

【おまけ】「八ヶ岳きのこ通信」って、以前張り切ってブログを書いてましたね。

今年もナラのほだ木にキノコのコマうちをしました! ドリルで穴を開けて打ち込むだけなので、ぜひ皆さんもどこかで木をゲットしてやってみて下さい。

 

 

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