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アトリエDEF通信

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黒坂黒太郎さんお久しぶりです。
寒くなってきましたね。
日々おうちのお手入れに悶々と悩みながら過していました。
そんなこんななうちに、とうとう明日、黒坂黒太郎さんのコンサートがあります!!!

黒坂さんは上田市出身のコカリナ奏者です。
私は長野オリンピックの時に黒坂さんを知りました。
「オリンピックで伐採される木をもとに楽器を作る」
私がはじめて知った黒坂さんのプロフィールです。
私自身はこれを環境問題として具体的活動だと認知した最初の事例だと思います。
すごい人がいるもんだなあと思いました。
その後、楽器好きな私は母に頼んでコカリナを購入。
あまりうまくなりませんが、どこへでも持ち歩きました。
それが8年目にして、ご本人にお会いすることが出来るとは!!うれしいです。
コカリナの音色は非常に澄んでいて、フルートほど強くなく、オカリナほど素朴でもない。鳥と会話するのにいい楽器だと思います。
実際に黒坂さんとお話をして、熱い思いのある方だと思いました。
黒坂さんは思い出を楽器に変えます。校舎の柱や、被爆した樹木から音楽を生み出す楽器を作ります。
思い出が手元に残ります。なんだか昔読んだ「スーホの白い馬」のようで、私は好きです。大切にしていたものが失われたとき、それが別の姿で戻ってくるってよくないですか?思いが込められたもの姿は変わっても思いはそこにのこる。そして新たな思い出が作られていく。
以前森林教室で目の前で伐採した木がおうちになって戻ってきたお施主さんがいらっしゃいました。

私たちの家作りも思い出が形として残るものであればと思います。ただ家を建てるのではなく、一緒につくりあげて、子供が大きくなって家を建てる時に、「両親がやっていたことと同じ事をしてる」なーんて気づいてしまうような、そんな家作りが良いと思います。そして、私たちのイベントはたとえ形の残らないものであっても、記憶の片隅に残るものであればと思います。

開発のためにただきられてしまう木があります。
植えるだけ植えられて、手がつけられなくなった山があります。その山で倒木した木々の多くが手付かずのままになり、資源にもならない現状があります。
「もったいない」という言葉がうまれた日本で、これほど「もったいない」事を見過ごしてはいけないきがします。
手段は違えど私たちは同じことをしているのではないかと思い、今回のイベントを企画しました。

楽器も家も山の恵みです。その二つが共鳴したらすばらしい音楽になると思います。
いよいよ明日が楽しみです。(ゆ)

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