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建物の省エネルギーとは?
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小難しい数値のお話しを書くつもりはないので、ご安心ください。
日本の建築産業では、過去から現在までに建物の断熱性能の基準が以下の写真のような遍歴を経て変わってきています。
断熱性能もそうですし、住んでいる家で使うエネルギー(給湯器とか)も日々進化を続けています。
まぁざっくり言うと、断熱性能を良い建物を作って、熱の逃げないような建物にして、暖房なり冷房なりの熱が屋外へ逃げないようにしましょう。
っていう話と、
その家で使う給湯器や暖房器具、照明とかもエネルギ消費の少ないものを選んで、住んでいく中で使うエネルギーを少なくしましょうね。
っていう話。
この二つを双方とも性能を上げていく事で、家自体で使われるエネルギーを減らしましょうっていうお話しです。
一軒あたりのエネルギー減少量はわずかかもしれませんが、いま日本には約6,000万戸ほどの住宅があるそうで、塵も積もれば山となる。というものです。
昔の家(ちなみに私は現在、築55年の貸家住まい💧)は、断熱材と言う概念もなければ、窓もガラスが一枚のシングルガラスで、窓の精度も低くガタガタするので隙間もある。
まぁもっと言うと昔の日本の家は、窓の開口部分はガラスが高価だった事もあり、明治時代までは障子+雨戸が一般的だったそうなので、かなり寒かったのでしょうね。
その後ガラスの入った木製建具が一般的になり(トトロの五月とメイの家を想像してみてください)、その後サッシなるものができ、より気密性の高い窓になりました。
今現在の建物では、アルミ樹脂複合サッシや、オール樹脂サッシ、木製サッシなどがあり、ガラスの部分も昔はガラス1枚だったのが、ペアガラスが当たり前になり、現在ではトリプルガラスや、メーカーによっては5枚のガラスのサッシもあるみたいです。
壁の中には断熱材を入れるのが当たり前になり、床・壁・天井と断熱材で建物を包み、熱が入りにくく、逃げにくくするという考え方です。
もちろん省エネルギーになるという事もあるし、単純に家が暖かいし、暑くなりにくいので、快適に住めるという事になります。
(なので今の私の家は、すごく寒いです…)
リノベーションの工事でも、せっかく直すのであれば、より良い家にするのであれば断熱材や窓周りの断熱性能を上げてあげる事で、より住みやすいお家になるかと思います。
暖房の事とかも書いてみたい事はあるのですが、書き出すと長くなりそうなので、一旦この辺にしておきます。
ご拝読ありがとうございました。
まる。