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群馬だより〜土レンガ作り【リベンジ】
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2017年、もう2月に入ってしまいましたね。
豆まき、しましたか?恵方巻き、食べましたか?
アフロのカツラをかぶり、鬼のお面をかぶったら娘に泣かれたことのあるキノです。昨晩も懲りずにまた泣かせるところでした。
3日(金)、またもや小川町を訪れていました。今回は、近藤さんと丸ちゃんと「ヒアリング」です。
施工に入る前、いや、ご契約のもっとずっと前に、土地の区画を見たり、周辺環境を見たり、(分かる場合は)四季においてそれぞれどんな気候になるのか、ご家族の人数、車の台数、お好きな外観のイメージなどなどお客さまとお話をさせていただく。これがヒアリングです。
用意してくださっていたのは、スケッチブック。
これにご夫婦と奥様のご両親の想いを「間取り図」にして描いていらっしゃいました。
設計の丸ちゃんも、帰り際にこのラフイメージをカメラでパチリ。参考にさせてもらいます。
さて、同じ日の午後、タイトルにした「土作り〜リベンジ〜」を営業所の皆で行いました!
以前、「残念なお知らせ」という回でレンガに霜が降りて失敗したお話をお伝えしました。
このリベンジです。
「(乾燥させるには)屋内じゃないと無理でしょ。」
「ストーブの横なんて良いんじゃない?」
「お客さんが来たら、(発酵した土の)匂いに驚いちゃうよ!」
「じゃ、事務所で乾かす?」
「あたしのデスク、奪わないで(涙)」
「…orz(全員)」
いったんはこんな会話で妖怪ムリカベ(※)に取り憑かれた営業所一同。
※出典「妖怪ウォッチ」
しかし、「とにかくつくるよ!」とした作業日(3日)の朝、小川町に向かった車中や、営業所での会話の中で、それぞれ同じ共通のキーワードを話していました。それは…
ビニールハウス
YES!霜対策にはこれでしょう。
寒い時期の土壁の施工では、屋内で練炭を炊いて暖を取ることもあるのです。
そんなアイディアもあがりました。
これなら予定通りの外で乾かすことができるので、臭気も、嫌気もありません。
土作りリベンジ、みんな笑顔で取り掛かりましたっ!(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)
みんなでやると作業も早い!人間ってやっぱり協力するとすごい力になりますよね〜
「二人がこういう角度になると作業効率あがるんじゃない?」
「こっちで土を詰めるから、外した後の型枠洗って!」
「そのすきに、俺が運ぶぜっ!」
「これ、めっちゃ綺麗にできたじゃん◎」
「もうちょっと空気抜くように詰めてみたら?」
「最初っから見てたわけじゃないのに、イチイチうるさいっ!(怒)」
「じゃ、(型枠)抜いてみなよ」
(スポっ)
「((((;゚Д゚))))スキマデキテル」
空洞ができないように土を詰めるのがポイントなのです。あとあとの強度を心配すると。
(↑は木下夫婦の会話でございます(苦笑)真実を隠すことなくお伝えしていきましょう。)
まぁ、そんな感じで喜怒哀楽を出しながら(言い過ぎ?)繰り返すうち、みんな上手になり、スピードもあがり◎
最後は近藤さんと一緒に乾燥スペースを囲いました。
ビニール製のむしろ2枚、さらにその上からブルーシート。お手製ビニールハウスです。
これで夜間の寒さ対策はバッチリ。
そして翌日の朝10時。しっかり太陽が昇ったところで風通しを良くしてあげます。
そしてまた日没になったらシートを留めます。
この方法で2週間。毎日チェックして、レンガの状態をチェック!
天気が良くなることを祈りましょう(^人^)