アトリエDEF通信

安曇野で土地を見ました。

不動産業者さんから紹介された土地物件は２カ所とも分譲地でした。
とても眺めの良い場所です。

もとは田んぼか畑。
宅地造成工事をしたのでアスファルト舗装された道路。
敷地境界をコンクリートできれいに囲っています。
敷地内は砕石が敷き詰められきれいに調っています。

法律である程度大きな宅地の区画はこのように造成しなければならないのです。
開発許可制とか宅地造成法などですね。

田舎暮らしとかをしたいお客さんの求める土地はこういうものではないはずです。
法律とは言え残念な気がします。

そもそも土地が四角いのは不自然です。
隣地との境界にそってコンクリートを打っていくのも好きではありません。
地形も水の流れも不自然に変えてしまうのは少し乱暴かな。
そこにあった土は移動され、どこからか来た新しい土が盛られます。
長い時間をかけてつくられた表土はいとも簡単に破壊されてしまいます。

自分も建設業界のひとり。
少なからずそういう破壊行為に寄与していると思うと複雑です。

人間が住んでも良い場所は少し限定しないといけないですね。
そして地形などの変更にはもっと自然界のルールに基づいた工法を考えていかないと
いけないと思います。

いろいろ考えさせられます。

良い土地を探してあるきたいと思います。

kojima