自然のしくみ 万能なもの
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お米というか稲というか、
それは万能選手です。
なかなか時間を作れないでしましたが、やっと山の田んぼの稲わらを取りにいけました。
日が短くなってしまったので薄暗い中でトラックに積み込みました。
事務所に戻ったら真っ暗です。
お米はもちろん日本人の主食。
お米を包んでいるモミは畑の養生にしたり
くん炭にして土壌のバランスを整えたりできます。
米ぬかは栄養の宝庫ですからヌカ床にして漬物をつくったり
堆肥の元になったりします。
そして稲わらもやはり畑の養生に使ったり
むしろやいろいろな加工品にできます。
さらには納豆菌なんて言うものが存在していて、
煮豆を包むと納豆になります。建築の世界では粘土に混ぜて
練って土壁にします。これも納豆菌のさようを利用したものです。
倉庫に積み上げた稲わらは小さな小屋づくりの屋根にする目的です。
全然足りないのでまた時間を見つけてなるべく早く持ち帰ろうと思います。
無農薬で育てた稲のあらゆる部分は貴重だと思います。
昔はそれが当たり前だったと思いますが、今の時代の
農産物は化学肥料や除草剤などを使いますので、
どんなに形を変えても農薬の影響を残してしまいます。
それを食べる私たちの体の中にもです。そして私達が排泄するものの中にもです。
悪循環といえばいいでしょうか?
きちんとした循環の仕組み知り、
土の中のミミズや微生物たちまでもが元気に活動する姿
を思い浮かべてみましょう。
我々人間がきちんと健康に正しく生きるのにはすべての
モノの循環をしっかり感じる必要があると思います。
kojima