長野市若穂のリフォーム現場
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長野市若穂のリフォームの現場で打ち合わせがありました。
外壁が仕上がり足場がとれました。2月末の完成を待ち内部の仕上げが進んでいます。
最初の2枚が今日の写真です。
ちょうど1年ほど前の設計を始めたころの写真が下の2枚です。
ということでだいぶ雰囲気が変わったことがわかると思います。
屋根以外はほぼ全てリフォームという大規模な工事です。
もともとの仕様が土壁でしたので、何とか土壁を残しての改修にしたい旨をお施主さんに提案し快く受け入れていただきました。
改修工事の場合に我々が一番気を使うのが、断熱と構造の部分です。今まで住まわれて使いにくかった間取りを直すのですから、柱や壁を取ったり、新規の壁や窓を設けていきますので構造計算を重ね慎重に設計をしないといけません。その上で今の建築基準法に適合するレベルまで耐力を上げていく必要があります。
断熱は、既存の土壁の外側に樹皮断熱材のフォレストボードを外周部全面に貼りました。更に窓の新設や間取りの変更に伴い一部土壁をとってしまった部分は、羊毛断熱材を充填しました。
こういう作業は大工さんをはじめとする職人さんたちは非常に大変です。一所懸命対応してくれる職人さんたちには感謝です。
築後30年近いこの家は壊してまったく新しい家にしてしまおうという案も当然あったわけですが、とても丈夫に建てられていて傷みも少なかったので残してリフォームが正解だったと思います。
使い捨ての時代は終わりますので、リフォームの経験もどんどん積んで、今存在する建物が少しでも長生きしてゴミを出さないようにしていきたいと考えています。
内部の写真も一枚。
残った土壁と新規に入れた羊毛の断熱材がわかるでしょうか?
施主さんはリフォームの予定がある方はどんどん見にきてくださいとおっしゃっています。ご希望の方はお問い合わせください。
室内側も完成しましたら施工前と施工後の写真を掲載いたします。
見学会も企画しますのでお楽しみに!
kojima