yatsugatake
改修。暖かく住み継ぐ お引渡しでした。
- のじー
- 八ヶ岳営業所
設計ののじーです。
秋めいてきましたね。
大好きな季節、気候、風景なので、日々心躍っています。
さて、以前にも以下のブログにてご紹介させていただきましたが、茅野市のY邸改修工事のお引き渡しがありました。
Before After含め、完成の様子を弾丸でお届けします。
まずは薪ストーブまわり。
2月の現調では、ほっしー隊長が体を張ってくれてました。
イエルカストーブのどんぐり。大人気のイエルカさんの薪ストーブ、納期までに制作していただき、本当に感謝です。炉台と炉壁は大谷石です。いい感じ。
戎谷監督と下嶋監督が解体作業をしてくれました!
なんだか楽しそう?
4月に新しく工事課に加わった川尻くんも何度も現場に足を運んでくれて本当に現場監督には感謝しかないです。
続きましてそのお隣の玄関。
外から見ると、こんな感じになりました。
八ヶ岳営業所の風除室の扉の仕様と基本寸法を同じにして、仕上げはお客様のオリジナルとしました。縦格子の建具好きだなあ。
既存の鴨居と敷居を活かしてます。
薪ストーブと一緒に見ると、こんな感じです。
引き戸を開けても閉めても気持ちよかったです。
引き渡しが朝だったのですが、とてもいい光が入ってました。
チラ見えのコチラは、ほっしー隊長手づくりのスウェーデントーチです。
親子って感じで考えて作ってくれたのかな。さすがです。
続いて、ロフト。
既存空間のポテンシャルが高く、恐れ入りますという感じでした。
短い工期の中、小池大工が躍動してくれました。
既存の梁と柱は化粧として見えるようにして、壁天井は漆喰仕上げです。
だいぶすっきりしました。
語彙力ないですが、第一印象が、なんだか空飛んでるみたいでした笑
薪ストーブがある吹抜け空間はそのままで、天井断熱と桧の羽目板を新しく張りました。
絶妙に既存のものと馴染んでいます。
では次にロフトにあがってみましょう。
ロフトに上がると、かっこいい構造部分が見えてきました!!!
このロフト空間は男のロマンではないか?
実家にこういう空間欲しかったな。絶対毎日ここで寝てた。
そして、こちらの太鼓襖の開き戸を開けると、
さきほどの吹き抜け空間に繋がります。
上からの見え方もいいですね。
住みたい。
このちょこんと、柱が見えてくるの。
好き。
一部既存の壁も残っていますが、違和感なく、仕上がっていました。
そんなこんなで改修お引渡しのご報告でした。
改修は設計含め、特に職人さんが苦労しますが、こうやって最後に素敵な空間を見ると、また別のところでもやりたいなと思えます。
お客様自身の考え方も素敵で、住み継ぐって発想は、新しい資源をなるべく最小限に抑え、既にある資源に寄り添って暮らすことだと思います。もちろんメンテナンスが必要だったり、慣れないところもあると思います。新しく輸入材を取り入れたり、建材等の生産量を極力少なくする意識を持つだけでも、二酸化炭素排出につながります。
将来的に価値ある方へと進んでいきたいものです。
また暮らしが落ち着いたら、おじゃましてみたいですね。
今後の暮らしぶりが楽しみです。
ではまた
のじー