土壁研究 -ぼくのべと修行 9ページ目-粘土について①
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さてさて、ご無沙汰しておりまして申し訳ありません!
ちょっと土壁修行の成果を社内でプレゼンテーションするなんていう
一大イベントがありまして!
それに向けて準備をしてまして!
なんて言い訳です。ごめんなさい!
そんなわけで今日は久しぶりの土壁日記です。
今回は肝心かなめの土のお話を。。。。。
壁土づくりに使われる土ですが、
もちろんなんでもいいわけではなく、
粘り気のある粘土でないといけません。
粘土といえば、おそらく誰でも、
小さいころに工作の時間で触れた記憶がある、
油粘土や紙粘土、を想像するのかもしれません。
もしくは、砂遊びや泥んこ遊びをした時の、
とろとろした土を思い出すのかもしれません。
今日お話しする粘土は、その後者の方。
高校の科目で言ったら地学、地球科学に分類される方の、
土の粘土です。
って、今さらですね。
粘土はそんな学問的な分野でいうと、
0.002㎜以下の粒子だそうです。
……って、そんなこと言われてもわかりませんね。
僕もわかりません。
とりあえず、細かくてなめらかなやつです。
こんな感じの。
小坂商会さんは、壁土づくりのほかに、
地面を掘ってコンクリートを打つ、
住宅の基礎工事もやっているのですが、
僕はその手伝いにも行っています。
そのため幸運にも、地面を掘り返して出てきた土を、
まじまじ見る機会に恵まれています。
そこで粘土っぽい土を見るたびに、
触ってみるように心がけています。
最近土を見るたびに手でつかんで、
指で練ってみるのが癖になってきました。
病気ですね。
見た目が同じ様になめらかであっても、
触り心地が土によって違うことに驚かされます。
そして指で練ってのばしてみると、
その粘り気が全然違うことに気づきます。
小坂商会さんの土は、
今まで触った中でも段違いに、最も粘り気があったように思います。
余りに粘り気があるので、面白くてこんなことをして遊びました。
でっかい泥団子。
うそです。遊んだわけじゃありません。
陶芸の土とどう違うのかなーと、手の平で練って確かめただけです。
練ってる最中にまさこさんに笑われましたが、遊びじゃありません。
積極的な努力です。本当です。
こんなにまぁるくなるなんて、本当に陶芸にでも使えるんじゃないかと、
練りながらわくわくしてました。
ですが、話を聞くと、
「粘り気が強すぎて、きっと乾燥中に割れちゃうよ」
なんて言われてしまいました。
いったい何が違うのでしょうか。。。
いつかまた時間があるときに試してみようと思います。
これだけ触ってみて違いを感じさせられる粘り気。
その粘り気にある強弱の違いとはいったい何なのか。
気になって夜も眠れません。
おかげさまで夜遅くまでプレゼン資料づくりや図面作成ができました。
粘土さまさまです。
冗談はさておき、どうしても気になるので、
図書館やインターネットを使って調べてみました。
そうして調べてようやく分かった粘り気の要因。
それは……
またしても長めな文章になってしまったので、
つづきは次回に書こうと思います。
——
社内での発表が終わり、少し気が抜けました。
今回のブログがちょっとふざけた調子だったのは、そんな理由です。
その分次回はちょっと真面目に、もしかしたら少し難しめなことも書こうと思います。
気が抜けすぎて、プレゼン後の飲み会の二次会のカラオケで寝てしまい、
デーモン砥石閣下に蝋人形にされた、工事部のうるしどでした。